優しい大型犬ドーベルマン「アルフレッド」との家族の思い出|性格・しつけ・大型犬を迎え入れる心構え

優しい大型犬ドーベルマン「アルフレッド」との家族の思い出|性格・しつけ・大型犬を迎え入れる心構え

 

 


 

 

私のこれまでの記憶の一番最初には、すでに自分より大きなドーベルマンがいます。名前はアルフレッド。家族や友人からは「アル」「アルちゃん」と呼ばれ、友達も多い優しい愛犬でした。

 

この記事では、家庭犬として育ったドーベルマン「アルフレッド」との思い出と、大型犬を家族として迎え入れる際の心構えをお伝えします。「ドーベルマンは怖い」というイメージをお持ちの方にもぜひ読んでいただきたい内容です。

 

 

愛犬アルフレッドのプロフィール

 

外飼いだったアルは、近所の幼稚園のお散歩に挨拶をし、庭からリビングや台所を覗いては目をきらきらと輝かせて短く切られた尻尾をぴょこぴょこと振る、愛想のいい大きなドーベルマンでした。

 

アルフレッドの基本情報

  • 犬種:ヨーロピアンドーベルマン(オス)
  • 体重:ヨーロピアンドーベルマンのオスの平均体重は約45kgですが、アルは50kg近くまで成長した大きな愛犬でした。
  • 特徴:矯正しきれず常に地面と平行な耳、優しい目。一般的なドーベルマンとはだいぶ異なる愛らしい見た目でした。

 

命についての考え方

 

当時の家族構成は父・母・長兄・次兄・私の5人に、アルと途中から保護猫のちゃっぴーが加わっていました。

 

 

兄2人はアルを弟のように、私は兄のように慕っていました。両親も同様にアルを深く愛していました。私の記憶がある頃にはアルのしつけはすでに行き届いており、子犬期を過ぎて落ち着いていたため、私や兄がリードを持って親を待つシーンもよくありました。

 

アルのために用意された広い庭で、春は虫から逃げ、夏はホースで水遊び、秋は一緒にお芋を食べ、冬は雪遊び。外遊びにはいつもアルがいて、それが当たり前の日常でした。

 

アルが亡くなった後、長兄は月命日に必ず納骨堂へ足を運んでいます。深く関わって失った時の悲しみを最も深く抱えるタイプなのでしょう。もう動物は迎え入れたくないと考えていた長兄に対し、私はまた別の愛犬を迎え入れたいと考えていましたが、家族全員が前向きでない以上それは叶いませんでした。幼いながらに命を迎え入れることの意味を飲み込んでいた私は、アルのあとに残されたちゃっぴーと精一杯幸せに過ごそうと決めたのでした。

 


 

私とアルフレッドの日々

 

アルは当時の私より少し目線が高いくらいの大きさでした。体重も3歳当時の私の3倍近くあったのではないでしょうか。170センチある母と並んでも大きく、母の肩に前足をかけてじゃれるほどでした。

 

さすがドーベルマンというべきか、アルは気配・音・においで家族の行動を察知していたようで、庭に遊びに出たりおやつを用意したりしているとすぐに駆け寄って飛びついてきました。自分より数倍大きなアルに飛びつかれた幼い私は、ころころと簡単に転がされてしまいます。あるいはそのまま顔中よだれまみれにされます。

 

私はそれがたまらなく愛おしくて楽しかったのを今でも覚えています。アルははしゃいで私が転がるたびに、ごめんねと言うように駆け寄って様子を見守ってくれていました。本当に優しい愛犬でした。

 

今になって思えば、アルがそのように振る舞えたのも、人間が自分より弱いことをしっかりと自覚していたことと、両親やドッグスクールによるしつけがしっかりされていたからだと思います。

 

 

アルフレッドとの大事件

 

アルの優しさや賢さをお伝えしてきましたが、私の記憶の中で最も印象深いアルにまつわる事件をご紹介します。

 

まず前提として、アルは階段を降りることが大の苦手でした。石段のようなものは問題ないのですが、縦の部分が透けているような階段になると途端に降りることができず、震えてしまってイヤイヤと上に留まってしまうのです。そしてその苦手な階段が、庭から屋上ベランダへ続く階段でした。

 

ある日、私がベランダへ向かうと、アルがひょこひょことついてきてしまいました。振り返った時にはもう遅く、アルと私は屋上ベランダにいました。

 

ベランダに閉じ込められた2人

アルが降りられないことを知っていた私は大慌てで首輪を引っ張り、「お願いだから降りて、頑張って。」と声をかけました。アルは申し訳なさそうな顔をしながらも「無理なものは無理です」と言わんばかりに踏ん張るばかり。体感では数十分そんな引っ張り合いが続き、私はついに泣き出してしまいました。
結局、私がいないこととアルがいないことに気づいた母が泣き声を聞きつけてベランダに来てくれました。怒るより疑問が大きかったようで、私はほとんど怒られず、アルは抱えられて家の中を通って庭へ戻されました。今まとめてみると何とも微笑ましいエピソードですが、当時の私には微塵も笑えない大事件でした。

 


 

 

大型犬を家族として迎え入れること

 

ドーベルマンは怖い犬というだけではないと感じていただけたなら嬉しいです。ただし、アルのようなドーベルマンは家庭でのしつけを受けた家庭向けの愛犬であり、敵対訓練を受けたドーベルマンとは全く異なります。ひとまとめに考えないようにしてください。

 

大型犬を迎え入れる前に知っておきたいこと

  • 犬種のイメージと個体差:犬種ごとの性格のイメージはありますが、生き物である以上、育ちや個体の性格による違いは愛犬の数だけ存在します。
  • 覚悟と費用:大型犬を迎え入れることは覚悟もお金も必要ですが、彼らはそれ以上のものを家族に与えてくれます。
  • 最後まで責任を持つ:何があっても途中で手放さないでください。そうできる覚悟と準備を持って、新しい家族を迎え入れましょう。

 

まとめ:ドーベルマンは家族思いの優しい大型犬

 

この記事のポイント

  • ドーベルマンは家庭でのしつけ次第で、家族思いの優しい愛犬になる
  • 大型犬のしつけはドッグスクールなど専門家のサポートも有効
  • 大型犬の飼育には費用・スペース・覚悟が必要だが、それ以上の喜びがある
  • 愛犬を迎え入れる前に家族全員で話し合い、最後まで責任を持てるか確認することが大切
  • 犬種のイメージだけで判断せず、個体ごとの性格や育ちに目を向けることが重要

 

アルは力強くも温厚で、家族に温もりを、笑顔も涙も含めて多くの思い出を与えてくれました。今、愛犬と一緒に暮らしている方も、これから迎え入れたい方も、愛犬の個性を受け入れ最後まで責任を持ちながら、ぜひ彼らの一生と向き合ってください。ご覧いただきありがとうございました。

 

 


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