アイドル犬とは何か?定義・幸せ・問題点と「本当のアイドル犬」について考える

アイドル犬とは何か?定義・幸せ・問題点と「本当のアイドル犬」について考える

 

 


 

 

テレビのCMやドラマ、雑誌、そして最近ではSNSで、愛くるしいきゅるんとした瞳で人々の心を鷲掴みにする愛犬がいます。また見た目だけでなく、ちょっと変わった愛らしい行動や鳴き声で注目を浴びる愛犬も珍しくありません。

 

この記事では、「アイドル犬」の定義・幸せ・問題点を考察しながら、飼い主の愛情が生み出す本当のアイドル犬とは何かについてお伝えします。保護犬問題にも触れていますので、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

アイドル犬とはどんな犬か

 

SNSで愛犬がアカウントを持ち発信を行えば、日本国内にとどまらず世界的に人気を集めることも今や珍しくありません。中にはイベントに出席したり、カレンダーなどのグッズを販売する愛犬もいます。

 

アイドル犬の多くは、いつも愛らしい服を着て、人間顔負けの美容費をかけてもらい、常に手入れが行き届いています。人間を超えるような表情やポージングを見せるアイドル犬。国境や飼い主を超えて誰からも愛される犬を、人々は「アイドル犬」と呼んでいます。

 

 

アイドル犬の定義

 

人間が犬に何を求めているのかを突き詰めると、結局は「癒し」にたどり着きます。では犬の何が癒しなのかといえば、それは人それぞれではないでしょうか。

 

かわいい見た目やふわふわとした毛並み、愛嬌のある性格、ちょっとぶちゃいくなところがいいなど、価値観は様々です。SNSやテレビで話題になる愛犬の多くは、きゅるんと潤んだ瞳にふわふわの毛並みを持つ愛犬です。

 

我が家の主人にアイドル犬という言葉からイメージする犬について聞いてみると、まず上がったのが自分の愛犬の名前でした。そこからさらに、どんな時に愛犬のアイドル性を感じるか聞いてみると、こんな答えが返ってきました。

 

「上目遣いをしてくる時もそうだし、完全に自分に身をゆだねて甘えてくる時とか、安心しきった寝姿とか。」

 

確かに、これは天使かと思う瞬間が日常にはいくつも転がっています。アイドル犬は見た目の可愛さもそうですが、やはり自分の愛犬が一番なのではないでしょうか。

 

犬を飼育したくても飼えず、SNSのアイドル犬に日々癒されているという方も多くいます。人間を幸せな気持ちにしてくれるアイドル犬に対しては、様々な意見があるようです。

 


 

アイドル犬の幸せと問題点

 

SNSを中心に有名になったアイドル犬は、散歩をしても一般の方から声をかけられるいわば有名犬です。家族だけでなく世界中の人からかわいがってもらえるという点では、幸せな愛犬と言えるかもしれません。

 

しかし人気が過熱するあまり、常に愛らしい写真を撮るために座らせられ、アイドルとしての姿を保ち続けなければならない愛犬も存在します。果たしてこれは犬にとっての幸せなのでしょうか。

 

過熱するアイドル犬ブームの問題点

  • ある国では犬の毛を人工的に染め、パンダのような模様や有名キャラクターの姿に描く飼い主もいました
  • 一部からはこれは虐待にあたるという意見も出ており、人気が出るあまり過熱しすぎる飼い主がいることも現実です
  • 知らない人から大勢に声をかけられ、カメラを向けられ続けることが愛犬にとってストレスになることもあります

 

アイドル犬としての輝かしい生活の裏には、大変さや問題点があるように感じます。犬を擬人化しすぎてしまい、人間のエゴの押し付けになっているアイドル犬も多いのではないでしょうか。

 

 

どんな犬もアイドル犬になれる

 

問題点がある一方、シンデレラストーリーを持つアイドル犬もいます。SNSで爆発的に人気が出てフォロワー数が日に日に増えている、海外の雑種の愛犬がいます。その愛犬はもともと野良犬で、飼い主に保護された当初は体がやせ細り毛の手入れも一切されていませんでした。

 

飼い主による栄養管理で適切な体重を取り戻し、毛もきれいに整えられた姿は見違えるほど。飼い主とともにさまざまな場所に出かけたり家で甘えたりするナチュラルな姿や、保護された頃とは見違えるような幸せそうな表情に、世界中の人が虜になったのです。

 

アイドル犬の本質

愛犬の愛らしい表情は、飼い主がいかに大きな愛情を注ぐかによって変わってきます。どんなに可愛い犬種であっても、飼い主から注がれる愛情が乏しければ表情や行動に反映されてしまいます。この視点から考えると、愛犬家にとってのアイドル犬は実はみんな自分の愛犬なのです。元野良犬でも保護犬でも柴犬でもトイプードルでも、犬種・性別・育った環境は全く関係ありません。

 


 

 

増えてほしい本当のアイドル犬

 

一見ボロボロで表情も暗く見える愛犬でも、飼い主の愛情があればアイドル犬になれます。愛らしいアイドル犬がいる一方で、忘れてはいけないのはコンクリートで囲まれた冷たい犬舎で過ごす保護犬がいるということです。

 

我が家で迎え入れた保護犬も来た当初は撫でることさえためらうような様子でしたが、愛情を注ぎ手入れをして生活を共にすることで、今や我が家のアイドルになりました。

 

今もなお飼い主の迎えを待っている保護犬たちや、新しい家族を待っている愛犬たち。みんなが素敵な家族に恵まれ大きな愛情をもらう日が来ることを願わずにはいられません。

 

まとめ:本当のアイドル犬は愛情から生まれる

 

この記事のポイント

  • アイドル犬の本質は見た目の可愛さではなく、飼い主との信頼関係から生まれる表情にある
  • SNSでの人気過熱により愛犬にストレスを与えてしまう飼い主がいることも現実
  • どんな犬種・育ちの愛犬でも、飼い主の愛情次第でアイドル犬になれる
  • 保護犬の問題を意識しながら、すべての愛犬が幸せに暮らせる社会を目指したい
  • 人間のエゴではなく、犬と人間がお互いの存在を幸せだと感じられる関係が理想

 

人間のエゴで愛らしい写真を撮られるのではなく、お互いの信頼関係が素敵な表情を生み出している。SNSのアイドル犬だけではなく、一般の家庭で受けるべき愛情を受けた結果輝く、本当のアイドル犬がもっと増えていくことを願っています。これはペット業界に潜む問題の解消にもつながることです。ご覧いただきありがとうございました。

 

 


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