犬の認知症の原因・予防・治療・対処法を徹底解説|シニア犬を持つ飼い主が知っておきたいこと

犬の認知症の原因・予防・治療・対処法を徹底解説|シニア犬を持つ飼い主が知っておきたいこと

 

 


 

 

犬は7?8歳を過ぎるとシニアの年代に入り、認知症にかかりやすくなります。人間と同じように、加齢とともに脳の機能が低下するためです。しかし日頃から脳トレーニングや環境整備を実践することで、予防したり症状の進行を遅らせることが可能です。この記事では犬の認知症の原因・予防法・治療法・日常の対処法を詳しく解説します。

 

 

犬の認知症の原因と症状

 

犬の認知症の主な原因は加齢・ストレス・脳機能の低下です。一般的には11?15歳ごろに発症することが多いですが、早い場合は7?8歳でもかかる可能性があります。認知症は柴犬などの日本犬に多い傾向がありますが、体の大きさに関係なくどの犬種でもかかる可能性があります。

 

犬の認知症の主な症状

  • 1日に何度もフードを食べたがる
  • 同じ場所をぐるぐる回る・徘徊する
  • 昼夜逆転になり、夜間に起きて無駄吠えをする
  • 家具の隙間など狭い場所に入りたがり、身動きが取れなくなる
  • 名前を呼んでも反応が鈍い、または反応しなくなる
  • トイレを失敗して別の場所で排泄するようになる

気になる症状が見られる場合は早めに動物病院を受診し、獣医師の診察・チェックを受けましょう。

 

イライラしていると愛犬に伝わってしまうため、疲れを溜めないことが大切です。一人で悩みを抱え込まず、獣医師・ペットシッター・ペットホテルのスタッフなどに協力してもらうことで精神的・体力的な負担を軽減しましょう。

 

 

犬の認知症の予防方法

 

しつけをしている愛犬でも認知症にかかることがあるため、普段から脳を活性化させる工夫が重要です。

 

認知症予防のためにできること

  • 散歩コース・時間を変える:いつもと違うルートで脳に刺激を与える
  • ドッグランで他の犬と交流させる
  • 体のマッサージ:血流を促進し、コミュニケーションにもなる
  • 室内でのボール遊び:高齢になっても取り入れやすい運動
  • ペット用カートを活用:散歩を嫌がる場合もカートに乗せて外出させることで刺激を与えられる
  • トイレや「おすわり」「まて」ができた時は必ず褒めてあげる
  • 認知症になっても今まで通りに接し、不安がっている時は声をかけてあげる

 

夜間の無駄吠えは騒音の原因になりますが、近隣住民に認知症の犬の世話をしていると事前に伝え、理解と協力を求めることも大切です。

 


 

犬の認知症の治療方法

 

現在、犬の認知症に対する特効薬はまだ存在しません。治療は症状の緩和と進行を遅らせることが目的になります。

 

動物病院での治療・処方の内容

  • 精神安定剤・サプリメント:気になる症状があれば動物病院で診察を受けると処方してもらえます
  • 鎮静剤:徘徊などの問題行動が強い場合に使用することがありますが体のふらつきなどの副作用があるため、必ず獣医師と相談した上で使用しましょう
  • CT検査:脳の病気の疑いがある場合に行うことがありますが、認知症での実施は少ないです
  • DHA・EPA・ビタミンE配合サプリメント:血流を促進する働きがあり、認知症の進行を遅らせる効果が期待できます。粒・液体・オイルなど種類が豊富ですが、まずは獣医師が推奨する商品を試しましょう

 

怪我・粗相への対策グッズ

  • 円状サークルの設置:狭い場所への侵入による怪我を予防できます
  • ペットシーツの室内設置:トイレの場所を忘れた時の粗相対策に有効
  • 犬用おむつの活用:おもらしや粗相が増えた場合に便利です

 

 

認知症になった時の日常の対処法

 

転倒による怪我を防ぐために床を滑りにくい素材に変えたり、フードを何度も欲しがる場合は1回の量を減らして1日に数回与えるとよいでしょう。

 

昼夜逆転を改善するために

高齢になると昼間に眠ることが増えますが、昼間に声をかけて起こしたり、散歩・ゲーム・ボール遊びなど脳を活性化させる運動を取り入れましょう。昼間に適度に疲れることで夜間に眠れるようになり、昼夜逆転が改善しやすくなります。

 

DHA・EPA・ビタミンEは体と脳の血流を促進する働きがあり、認知症の進行を遅らせることが可能です。サプリメントは粒・粉末・ペースト・オイルなどの種類があり、医薬品に比べて副作用が少ないため、1日の決められた量を守って与えましょう。

 

信頼できる動物病院・ペットホテル・ペットシッターをあらかじめ探しておくことで家族の負担を減らせます。おもらし・粗相・夜泣きなどで悩んでいる時はペットシッターに手伝ってもらったり、ペットホテルに預けている間に休息を取って疲れを溜めないようにしましょう。愛犬が認知症にかかるとお世話が大変になりますが、最期まできちんとケアすることが大切です。

 


 

 

まとめ:犬の認知症は予防と早期発見が大切

 

この記事のポイント

  • 発症しやすい年齢は11歳以降が多いが、7?8歳からかかる場合もある。柴犬などの日本犬に多い傾向
  • 主な症状は徘徊・昼夜逆転・夜泣き・粗相・呼びかけへの無反応など
  • 予防は散歩コースを変える・マッサージ・ボール遊びなど脳への刺激が有効
  • 特効薬はなく、精神安定剤・鎮静剤・サプリメントで進行を遅らせるのが主な治療法
  • DHA・EPA・ビタミンE配合サプリメントが認知症の進行抑制に効果的
  • 飼い主一人で抱え込まず、獣医師・ペットシッター・家族と協力して対応することが大切

 

気になる症状が見られたら早めに動物病院を受診しましょう。早期発見により進行を遅らせることができます。ご覧いただきありがとうございました。

 

 


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