愛犬が亡くなった時にやらなければならない事
愛犬が亡くなったらどうすればいい?
長い時間を共にし、たくさん愛情を育んできた愛犬の死は飼い主にとって辛いもの。
亡くなった愛犬を前にどうすることも出来なくなってしまう方が多くいらっしゃいます。
私自身も愛犬を亡くした時ひどく混乱しました。
亡くなった後ではショックが大きくパニックになってしまうので、事前に調べておくことも大切です。
大切な愛犬との別れだからこそ、知っておくべきこと。
この記事では愛犬が亡くなった時、具体的にどの様な行動をとれば良いのかをご紹介します。
遺体の安置について
まず初めに、愛犬が亡くなったらすぐに手足を丸めた姿勢にしてあげましょう。
亡くなった後の愛犬の遺体は一般的に約2時間?3時間で死後硬直をし始めます。
手足が伸びた状態だと棺桶に納められなくなるので早めの対応が必要。
丸まった姿勢にしてあげれば、棺桶にしっかり納めてあげられます。
また、亡くなった時に目が空いていた時は、そっと閉じてあげましょう。
そしてぬるま湯などで濡らしたタオルなどで体を優しく拭きます。
死後、口や肛門から体液や血、汚物が出る場合がありますので、それも拭きましょう。
感謝の気持ちを込めて綺麗にブラッシングまでしてあげるとさらに良いです。
後は、愛犬を段ボールなどの箱に入れてあげます。
段ボールの上にペットシートなどを引き、その上にタオルやブランケットを。
優しく包み込むように寝かせてあげましょう。
腐敗を遅らせるために保冷剤を周りに置いてあげると良いでしょう。
特に腸の周りは腐敗が進みやすので、優先的に保冷剤を置いてください。
大切に育ててきた愛犬との別れ。
最後までしっかりお世話をしてお見送りしましょう。
葬儀・火葬について
愛犬の遺体を綺麗にしてから、ペット葬儀社に葬儀・火葬の依頼をします。
- 個別立会火葬
- 一任個別火葬
- 合同火葬
ペットの火葬方法はこの3種類があります。
個別立会火葬とは、家族の立会が出来ます。
そして最後にお骨上げが出来るので最後まで愛犬をお見送りする事が可能。
一任個別火葬は、火葬からお骨上げまでを全て委託する方法。
お骨上げは出来ませんが、火葬が終わってから遺骨を引き取ることが出来ます。
最後に合同火葬。
これは他のお家のワンちゃんやペットと一緒に葬儀と火葬を行う方法です。
立会も遺骨上げも出来ず、遺骨は合同墓に納骨されます。
つまり、合同火葬では遺骨を引き取ることが出来ません。
金額もそれぞれ異なります。
個別立会火葬>一任個別火葬>合同火葬の順で金額設定をしている葬儀社が主です。
私は、愛犬が亡くなった時、家族と相談。
火葬の前に十分愛犬とお別れをすることが出来たと感じ、合同火葬にしました。
ご家族の意思や費用に合わせて一番納得出来る方法で火葬。
また、火葬の際に一緒にオモチャやぬいぐるみ、お花などを入れることも出来ます。
一度ペット葬儀社に相談してみると良いでしょう。
私は、愛犬が愛用していたおもちゃとお花を入れてあげました。
最後まで愛犬が喜ぶことをしてあげましょう!
納骨・供養の仕方について
ワンちゃんの納骨・供養の方法は主に4種類あります。
- 共同墓地
- 個別墓地
- 自宅供養
- 手元供養
まず、共同墓地。
これはペット霊園や納骨堂で他の動物たちと一緒に納骨する埋葬方法です。
一緒に納骨するのでお墓に名前を彫ったりすることは出来ません。
そして個別墓地は、ペット霊園や納骨堂で個別に納骨する埋葬方法です。
個別でお墓を作る場合、10万円ほどプラスで費用がかかります。
共同墓地ではワンちゃんの名前を彫ることは出来ませんが、個別墓地なら可能に。
自宅供養は、遺骨を持ち帰って自宅で供養する方法です。
自宅に仏壇があればそこに遺骨を納めます。
遺骨はカビになりやすいので注意が必要です。
また、人によっては、庭に遺骨を埋葬する方も。
自宅の庭に埋葬するのは大丈夫ですが、散骨は注意が必要。
散骨は、不法投棄と見做され法律違法になる可能性もあります。
善意や愛情からの行動だとしても一度確認してから行いましょう。
最後に、手元供養。
手元供養は、愛犬の遺骨や遺灰をアクセサリーに加工し身に着けるという方法です。
アクセサリーなのでいつも側に愛犬を感じることが出来ます。
種類やデザインも豊富。
専門の業者さんがいらっしゃいます。
ワンちゃんの納骨・供養は形式も値段もバラバラ。
どれがいいか迷いますよね。
私は愛犬が天国でも寂しくないように共同墓地にしました。
内容と予算を比較して、じっくり検討して決めましょう。
愛犬が亡くなった後の手続き
愛犬の遺体を納骨した後は速やかに飼犬登録の抹消手続きをしなくてはなりません。
実は、愛犬を家族に迎え入れた時に市区町村の役場で飼い犬登録をしているのですが。
意外とこの届け出を忘れている方が多い。
死亡届を出さないとワンちゃんの予防接種、ワクチンの案内がずっと届いてしまいます。
では、どのようにして手続きをしたらいいのか。
またどこで手続きを行えばいいのか。
死亡届の手続き方法は簡単です。
ですが、提出しなくてはならないものがいくつかあります。
以下では、愛犬の死亡届の手続き方法についてお教えします。
死亡届の提出について
愛犬が亡くなったら、愛犬との別れを報告する必要があります。
死亡届を届け出る対象者は、犬の飼い主が原則。
飼犬が死亡してから30日以内に提出する必要があります。
死亡届を出す場所は主に、犬の所在地がある保健福祉センター・保健所に。
窓口のほか、郵送や電話による受付も行っています。
また、死亡届の手続き方法は、市区町村の役場によって異なることも。
- 届出の方法は電話でも可能か
- 書類提出は窓口と郵送どちらがいいのか
- 犬鑑札と狂犬病予防接種済票の返却はするのか
このようなことを事前に知っておいた方がいいでしょう。
必ず事前にホームページを確認しておくことをおすすめします。
死亡届を出す時に必要なもの
- 犬の死亡・所在地等の変更届
- 飼い犬の鑑札
- 飼い犬の狂犬病予防接種済票
死亡届は各保健福祉センター・保健所の窓口に置いてあります。
また、死亡届を出す際には鑑札や狂犬病予防接種済票を返却する必要があります。
もし鑑札や狂犬病予防接種済票を紛失してしまった場合。
そのことを各保健福祉センター・保健所の担当者に相談しましょう。
死亡届を提出するだけなので、費用や手数料はかかりません。
その代わり死亡届の手続きは忘れずに。
必ず行うようにしましょう。
まとめ
- 遺体を棺桶に入るように折りたたむ
- 身体を優しく拭いてブラッシングしてあげる
- 遺体が腐敗しないように冷却し安置する
- ペット火葬社に連絡して火葬をする
- 遺骨を納骨・供養する
- 保健福祉センター・保健所に死亡届を提出する
以上が、愛犬が亡くなった後の対応の流れになります。
火葬や納骨・供養は業者によってやり方や値段が様々。
ご家族で相談し、納得の行く形で行ってあげることがベストです。
最近では、ペット火葬社や納骨・供養の業者で悪質な業者が増えています。
火葬をするフリをして遺体を不法投棄したり、他のペットの遺骨を渡したり。
私は愛犬が亡くなってからどこのペット火葬社にしたらいいか分からず。
ペット病院の先生に相談してペット火葬社を紹介してもらいました。
信頼できるペット火葬社と納骨・供養の業者にお願いすることをおすすめします。
口コミや評判を見てみることも良いですね。
大切な愛犬との別れだからこそ、きちんとした手順で見送ってあげましょう。
ご購読ありがとうございました。
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