愛犬サブリナが教えてくれたもの|ミニチュアダックスフンドとの13年間の思い出と別れの体験談

愛犬サブリナが教えてくれたもの|ミニチュアダックスフンドとの13年間の思い出と別れの体験談

 

 


 

 

あなたは動物が好きですか?私はかなり好きです。大好きです!特に犬が好きなのですが、私が大の犬好きになるきっかけをくれたのは、初めてペットとして迎え入れたサブリナでした。いつか別れる日が来るとわかっていても、また家族として犬を迎え入れたい。そう思えるほど、私にとってサブリナとの思い出はかけがえのないものです。そんなサブリナとの出会いから別れについてのお話です。

 

 

 

うちへようこそ、サブリナ!

 

ずっと犬を飼いたいと言っていた姉のために、両親がブリーダーのところに連れて行ってくれました。特にこだわりはなかったためいろいろな犬種を連れてきてもらいました。ちょうどミニチュアダックスフンドの赤ちゃんが産まれたばかりとのことで、たくさんの子犬が私たちのもとに連れてこられました。みんなでどの子にするか迷っていたとき、一匹の子犬が姉の膝の上でおしっこを漏らしてしまったのです。

 

なぜそれが決め手になったのかは私には理解できませんが、姉はすぐにその子に決め、家に連れて帰りました。帰宅後すぐに家族会議が開かれ、子犬の名前をサブリナと名付けることに決まりました。名前は母が付けたのですが、由来は「美形な顔立ちをしているので、その顔に似合う名前を考えたらサブリナになった!」だそうです。

 

サブリナのプロフィール

犬種 ミニチュアダックスフンド(メス)
毛の特徴 癖毛で毛が広がっており、まんまるとしたフォルム
性格 マイペース・おとなしい・寄り道好き
家族として過ごした年数 13年間

 

散歩が嫌いなサブリナ

 

サブリナは癖毛で毛が広がっていたため、太っていないのですがまんまるとしたフォルムで、とても可愛らしい愛犬でした。散歩に行くときはおじいちゃんとおじいちゃんの愛犬コロ、サブリナと私で行くことが多かったです。

 

マイペースなサブリナは、散歩に出かけても寄り道ばかり。右にそれて草のにおいを嗅いで、左にそれて道路のにおいを嗅いで……永遠と左右を行き来するような愛犬でした。最初はそんなサブリナに付き合うのですが、だんだん面倒になりリードを引っ張って歩くと、サブリナは歩くことをやめ、引きずられることを選ぶような愛犬でした。いつも引きずられていたので、道ですれ違う人には必ず笑われていました。

 

そんなサブリナを見ると、厳しい性格のおじいちゃんは「どこからそんな長い棒を拾ってきたの!?」というくらい長い棒でサブリナのおしりを小突きながら歩いていました。サブリナには悪いですが、ちょっとおもしろかったです(笑)

 

引きずられて散歩するので、サブリナの癖毛にはいつも枯れ葉がたくさんついていて、帰宅後に体をきれいにするのが大変でした。当時の私はそれが毎回だったのでとても嫌々やっていたのですが、もう一度サブリナに会えるなら今は土下座してお願いしてでもやりたいくらいです(笑)

 


 

サブリナの大脱走

 

私がまだ小学校低学年だった頃、サブリナはまだ3歳で、犬の年齢としてはまだまだ若いころでした。両親とも働きに出ていたため、平日は学校から帰ると夜になるまで私と姉の二人で留守番をしていました。

 

その日もいつも通り二人で留守番をしていて、姉が窓を開けっぱなしにして洗濯物を取り込んでいました。私はそんな姉を横目で見ながらごろごろしておやつを食べてのんびりしていました。それからしばらくして、サブリナがいないことに気が付きました。私と姉はパニックになりました。

 

急いで母に電話をして事情を話し、「今すぐ家に帰ってきて!」とお願いしました。当時の私たちにはなぜサブリナがいなくなったのかさっぱりわかりませんでした。サブリナはとてもおとなしい愛犬で、一人で家を飛び出す勇気がある愛犬には到底見えなかったからです。

 

私と姉は急いで手分けして探し回りました。涙で前が見えなくなり、転んで足から血が流れても、そんなのお構いなしに走り続けました。何時間走り続けたでしょうか、辺りはもう夕方になっていました。

 

その時、道ですれ違った犬の散歩中のおばさんに声をかけられました。

「探している愛犬って、黒いミニチュアダックス?」

場所はたまに散歩で行っていたとても遠い公園で、「ミニチュアダックスフンドが飼い主もいないで一人で歩いている」と誰かが噂していたそうです。私は「絶対にサブリナだ!」と確信し、遠い公園まで走って行きました。当時小学生だった私は携帯電話を持っていなかったので、姉や母と連絡が取れず、それぞれが今どんな状態なのかもわからないまま探し続けていました。

 

 

迎えに来たよ、サブリナ

 

公園につくと辺りはもう真っ暗で、いつの間にか夜になっていました。夜の公園は静かで、誰もいませんでした。公園を探しましたが、サブリナは結局みつかりませんでした。

 

「もうサブリナに会えないんだ……。」

「私が窓を閉めるよう姉に言っていれば、こんなことにはならなかったのに……。」

いろいろな思いで心はぐちゃぐちゃでした。もう真っ暗になったので家に帰る道を歩いていたら、人だかりが見えました。

 

近づいてみると、おじいちゃんや母、姉、そして犬の散歩中の知らない方まで、みんなで集まっていました。そして、よく見るとおじいちゃんがサブリナを抱いていました。

 

サブリナが見つかった時の私の気持ちは、もうこれ以上の嬉しいことは今後起こらないんじゃないかというくらい、とっても嬉しかったです。サブリナを見つけたのはおじいちゃんでした。散歩で遠い公園に行くと公園入口の階段横の茂みに黒いものが動いているのが見え、近づいてみると何かに挟まって動けなくなったサブリナだったそうです。

 

脱走させてしまったことをおじいちゃんに怒られるんじゃないかと思っていましたが、まったく怒られませんでした。むしろ、おじいちゃんは何かに挟まっていたサブリナを思い出してずっと笑っていました。私と姉は泣きすぎて目が真っ赤になっていましたが、サブリナが見つかって最後はみんなが笑顔でした。

 

大脱走事件・まとめ

脱走の原因 姉が窓を開けっぱなしにしたまま洗濯物を取り込んでいた
発見場所 遠い公園の入口・階段横の茂みの中(挟まって動けない状態)
見つけた人 おじいちゃん

 


 

 

さよならサブリナ

 

サブリナが家族になって13年。あっという間の13年でした。子犬のころから毎日ずっとそばにいたサブリナが、少しずつ老いてきているのが目に見えてわかっていました。「いつか別れの日がくる」そんなことは当たり前にわかっていましたが、考えないようにしていました。

 

サブリナはだんだんフードを食べなくなり、トイレまで歩く力もなくなり、漏らしてしまうことが増えました。歩く力ももうないはずなのに、それでも自力で立って何かをしようとする姿は、とても見ていられませんでした。サブリナは一日中ほぼ寝たきりになり、そのまま旅立ってしまいました。

 

サブリナが教えてくれたこと

 

どんな人や動物でも、命あるものには必ず終わりが訪れます。私はそれを知っていましたが、別れのことなんて考えたくなかったので、そのことから逃げていました。

 

サブリナを亡くしたとき、私はたくさんのことを悔やみました。「もっと遊んであげればよかった」「もっと一緒にいろんなところに行きたかった」「もっと抱きしめてあげたかった」……もっともっと。サブリナにとって私たち家族との時間はどうだったのだろうか、そんなことを考えました。

 

サブリナが教えてくれたメッセージ

今、目の前にいる大切な存在は、もしかしたら明日旅立ってしまうかもしれません。

一緒にいてくれていること、すべてのことに感謝をしてください。

あなたがいつか直面する最期に、後悔がありませんように。

 

ご覧いただきありがとうございました。

 

 


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