犬のしつけや芸の教え方、その3
愛犬と一緒の旅行マニュアル
スペース1
<1.犬も家族!一緒に旅をすること>
楽しい旅行に愛犬も連れていきたいと思うのは、愛犬家として自然な感情ですよね。
犬もいつもの散歩とは違う場所に行ったり、なんだかワクワクしている飼い主さんをみることは楽しいのではないでしょうか。
筆者の愛犬は臆病な一面があるため、旅行を楽しめるか最初は不安でした。
ですが、犬のための準備を抜かりなく行い、犬も楽しめる行き先を選んでみたところ、愛犬にとっても私たちにとっても最高の思い出となりました。
今回は、愛犬と旅行をする際にあったら便利な持ち物や、準備など私の実体験を交えながらお話しようと思います。
<2.愛犬との旅行にはトラブルもある!>
何をするにもまずは様々な想像と準備が重要。
犬との旅行に出かける準備を怠ることはトラブルの元なのです。
例えば、犬も同伴OKの宿泊先や飲食店などの施設を利用する条件に必ずと言っていいほど記載されているのは、
「狂犬病予防接種&混合ワクチン接種」
が済んでいること。
狂犬病予防接種は動物愛護法により1年に1度、必ず接種することが法律で定められています。
混合ワクチンは法律こそないものの、犬も利用できる施設の条件に記載されていることがとても多いです。
この2つを証明するようにと記載のある施設を利用するには、愛犬手帳やワクチン接種証明書を持参して提示する必要があるのです。
そしてそれらの証明は利用日から換算し1年以内に接種したことを証明できることが必須条件なのです。
必要な証明は施設によって異なるので、予め必要なものを調べて持参しましょう。
また、愛犬家にとっては当たり前のことですが、粗祖をして周りの方や施設の迷惑とならないよう、マナーグッズを多めに準備することも大切です。
忘れてはいけないのは、みんなが犬を大好きなわけではなく、犬を嫌う人もいるということ。
犬との旅行をより良い思い出にするため、最低限のマナーを守りましょう。
いつもは元気な愛犬でも、環境が変わることで体調を崩す可能性も十分にあります。
たとえば、犬も泊まれる宿で犬用のご飯を出してくれるところも多くあります。
せっかくの旅行なんだから、愛犬にもごちそうを食べさせてあげたいですよね。
しかし食べ慣れていないエサでお腹を壊すこともあります。
食べ慣れているご飯も用意することで、愛犬も安心して楽しむことができます。
食べ物だけでなく、お気に入りのタオルや持参可能なおもちゃ、おやつなど愛犬を取り巻く環境を変えすぎない工夫はとても大切なことなのです。
このように楽しい想像だけでなく、トラブルが起きてしまったときにどうやって対応するかも考えて置く必要があるのです。
<3.これだけは忘れないで!絶対準備したいチェックリスト>
@食べ慣れているおやつやご飯
前述したように、環境の変化が愛犬のストレスとなり消化不良を起こしてしまったり、食欲をなくすことは一番多く見られるトラブルです。
腐食しにくいドライフードやパウチタイプのご飯を必ず持参するようにしましょう。
ドライフードは1食分ずつ小分けにし、密閉できる袋に入れて持ち歩くのがおすすめです。
Aリード、首輪・ハーネス
普段のお散歩でも同じですが、犬とのおでかけには必需品です。
抱っこするから大丈夫!と安易な考えをせずに必ず持参しましょう。
また、もしも迷子になったときのことを考え、首輪などに電話番号や名前などの連絡先を記載しておくのが良いでしょう。
リードから手を離すことのないように注意が必要です。
Bお水
普段、お家で過ごす際にどのくらいの頻度で愛犬は水を飲んでいるでしょうか。
おでかけの際は犬用のお水を持参し、こまめに水分補給をさせてあげましょう。
犬用のキャリーなどに入れて車に載せたり、ペットバギーで移動をする方はとくに注意です。
なぜならペットキャリーやペットバギーの中は思ったよりも熱がこもり、気温が高くなりがちです。
人間よりも体温の高いワンちゃんは、熱中症になりやすいため、水分の管理を忘れずにしてあげてください。
ちなみに我が家の場合、自動販売機で水を買って与えたところ、冷たすぎて嫌がったことがあります。
ワンちゃん用のお水はキンキンに冷えたお水より、常温に近いお水のほうが良いようです。
C各証明書
こちらも冒頭に前述しましたが、ワクチンの証明書など必要な書類を準備しましょう。
宿泊先やドッグランなどでは必ず必要になります。
もしもワクチンの証明をなくしてしまった場合には、狂犬病の証明は市町村窓口に相談をしましょう。
有料ですが再発行をしていただくことが可能です。
接種を動物病院で行った場合には動物病院で再発行してもらえることもあるため、かかりつけの獣医さんに相談してみましょう。
混合ワクチンは集団接種などはなく、動物病院での接種であるため、動物病院で再発行をしてもらいます。
Dトイレの後始末、マナーグッズ
宿泊先にはペットアメニティとしてペットシーツやビニール袋などを用意してくれている施設もありますが、基本的には持参が最低限のマナーです。
使うのは宿泊先だけとは限らないため、用意があっても念の為持参をしましょう。
ペットシーツは少し多めに、ウエットティッシュやビニール袋も多めに用意を。
100円ショップに売っている子供用のレジャーシートを持っていくと便利です!
なぜならビニールでできているレジャーシートは防水性があるため、ペットシーツの下に敷けば、もしも場所をずれてしてしまった場合にも施設の床を汚さずに済むからです。
どんなにトイレの躾ができているワンちゃんでも、慣れない環境では失敗をしたり、マーキングをしようとするものです。
マナーパンツやマナーベルトがあるとより安心して犬との旅行を楽しむことができるでしょう。
ウェットティッシュは、足を拭いたり万が一粗祖をしてしまったときにも役立ちます。
トイレに流すことのできるタイプを用意すれば、ゴミの処理にも困りませんね。
<4.できればこれもあるといいかも>
必須ではないにせよ、犬との旅行をより楽しい思い出にするために、あると便利なものも多くあります。
@ペットバギー、キャリー等
場所によっては、犬の同伴の条件としてキャリーやバギーに入れればOKというところもあります。
例えば高原へ向かうゴンドラや遊覧船などの乗り物に多いのではないでしょうか。
行き先を決める際に一度調べたり問い合わせを行うのがおすすめです。
慣れない土地でなかなか思うように歩いてくれなかったり、人通りが多くて怖がってしまう子も多いです。
交通量の多いところでは、バギー等に入れてあげたほうがこちらも安心ですよね。
我が家の愛犬はダックスフンドなので、普通の犬よりも背が低いです。(短足のため)
人混みでは犬がいると認識されないこともあり、踏まれたり蹴られたりしても可哀想なのでバギーを持参しています。
A洋服
犬種にもよりますが、毛が抜けやすい犬種の場合、お洋服があるといいかもしれません。
抜け毛が落ちるのを防いでくれます。
せっかくのおでかけなので、飼い主さんとのお揃いコーデや行き先に合わせたお洋服を着るのも楽しいかもしれませんね。
体温調節のため、真夏の旅行であれば洋服を着せることは避けたほうが良いでしょう。
季節に適したお洋服を選んであげてください。
Bお気に入りのマット
犬も一緒に行けるレストランやカフェでは、足元等でおとなしく待っていてもらわなければなりません。
また、宿泊先も初めての場所であればなかなか落ち着かなくなることもあります。
そんなときはお気に入りのマットやバスタオルを敷いてあげるのがおすすめです。
<5.旅行に行くために事前にやっておくこと>
犬を飼って、犬と旅行に行くことを夢見る方も多いです。
旅先でなるべく失敗のないように、普段からの基本的な躾をきちんと行っておきましょう。
また、キャリーやバギーに入っての移動に慣れておくことも大切です。
ワクチンはもちろん、ノミやダニの対策やフィラリア予防など、犬にとって大きな病気の引き金となりうる原因を予防しておくことも重要なことになります。
初めての旅行では、色々と心配事も尽きないものです。
できる限りの準備を徹底的に行い、楽しい旅行となるように備えて起きましょう。
飼い主さんは最低限のマナーを身につけ、自分の愛犬だけでなく周りへの気遣いも行うことで、人間にとっても犬にとっても楽しい旅行となるでしょう。
ご購読ありがとうございました。
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