我が家の愛犬ヨークシャーテリア、初めてのインターホンの躾に成功した事失敗した事

我が家の愛犬ヨークシャーテリア、初めてのインターホンの躾に成功した事失敗した事


 

【ヨークシャーテリアの躾はじめに】

 

我が家には3年前に亡くなったヨークシャーテリアのチョッパー君がいました。
とても利口な犬で初めて犬を飼う私達には、とても助けてもらえた犬でした。

 

チョッパーと暮らし始めた頃は周りに犬を飼ってる人がまったくいなくて、ネットを見たり自分で考えて躾を始めました。
たくさんの失敗も経験して、涙が出るほど嬉しい事も経験して、親になるステップをチョッパーからもらった気がします。

 

 

【第一章】『あまりのお利口さん』

 

夫婦で恋に落ちたチョッパーは手のひらサイズのヨークシャーテリアでした。
札幌から車で一時間の我が家へ連れて帰ってきました。

 

その間抱っこしていたので、オシッコもしちゃっていいよと気にしないで膝の上に抱っこしていました。
でもまったくオシッコはしませんでした。

 

自宅に戻り、大きめのゲージにシートを敷いて入れてあげると、すぐにしゃがんでオシッコをしました。

 

「えらいねー。オシッコはこのシートの上って知ってるの?すごいお利口さんだね。」

 

たくさん撫でて誉めてあげました。
きっとその誉められたのが嬉しかったのか、チョッパーはその後まったくと言っていいほどトイレの失敗はしませんでした。

 

トイレの度に私達夫婦に誉められて、チョッパーは嬉しいというより、きっと自慢気にいい気になっていたのだと思います。
でも私達の関心を常に自分にほしいと思っているのが丸わかりで、かわいくてしょうがありませんでした。

 

まずその愛情は間違いではなかったのだと思います。
そしてお座りや待ても、たくさん誉めてあげることとおやつですぐ覚えました。

 

チョッパーは誉めてほしくて、私達が教えることを吸収していきました。
昼間主人がいない時に私が教えて、主人の前で披露して、誉めてもらって嬉しくて技まで披露していました。

 

【第二章】『器の小さい私の育児』

 

その主人が3ヶ月間長期出張でいなくなった時にチョッパーはよくウンチを食べるようになっていました。
赤ちゃんのうちだけかなとあまり重く考えないようにしていましたが、私の中でいつも精神的に主人に頼って生きていた部分があって、初めての育児に不安がありました。

 

それは主人と一緒に住んだその街には実家もなく友達もいなくて、私にはチョッパーだけでした。
チョッパーを育てるため、まだ子供がいないのに働かないでいたので、知り合いもいませんでした。

 

私はあまりにも真剣にチョッパーと向かい合いました、犬の育て方も知らず。
ある日まだ子犬のチョッパーがウンチをしたので、お尻を拭いてウンチを片付けようとしました。

 

そしたらまたウンチをあわてて食べようとしたので、私はチョッパーを掴みました。
慌ててるチョッパーは私の指を噛みました。

 

その瞬間痛みとそれまでの寂しい毎日と一生懸命育てようとしている、頑張ってると勝手に思っている心が弾け飛びました。
私は噛まれたその左手にいるチョッパーを、手を離す形で壁の方へ投げました。

 

私はすぐ何て事をしたのだと思って、ビックリしたのと悲しいのとで、声をあげて泣きました。
体育座りをして大号泣しました。

 

するとチョッパーが泣いている私の足を登り始めて、私の手の中、目の届くところに入ろうと、必死に頑張っていました。
顔を覆って泣いていた私は、その手でチョッパーを抱っこしました。

 

とても嬉しそうなチョッパーを抱き締めて私はまた泣きました。

 

「ごめんね、辛いの自分だけだって思って、勝手に怒って。本当にごめん。2度と酷いことしないから、約束するから。」

 

私はその後チョッパーにも2年後にできたうちの子供達にも、感情丸出しでの酷いことは一切していません。
チョッパーが私を求めてくれた事で、私は親になれたのだと思います。

 

もちろん親として子供を叱らなければならない時もたくさんあったので、その時にはかなりの鬼ババには変化してますけど(笑)

 


 

【第三章】『インターホンの躾』

 

普段大人しいチョッパーも、インターホンが鳴るとすごく吠えました、体全体を震わせてすごく大きい声で吠えていました。
そのせいで、インターホンの誰かが話している声がまったく聞こえず困りました。

 

当時の我が家は映像がなく音だけでしたので。
よく聞こえないから開けてしまうと、外壁屋さんや宗教でした。

 

躾けなくてはと思い、色々調べました。
実際はドッグトレーナーなどにお願いしたら早くスムーズに躾けられるそうですが、当時触り始めたばかりのネットを駆使しました。

 

わかってはいましたが、怒っては絶対ダメのようでした。
怒られるのが、気にしてもらえていると勘違いする子も多いらしいです。

 

私はインターホン鳴ったらお座り大作戦を決行して、子供達とぬいぐるみにも協力してもらいました。
まずインターホンを鳴らす役の長男に、トランシーバーを渡し玄関へ。

 

次男には犬の真似、横にぬいぐるみを置きます。
まず長男に指示しインターホンを鳴らします。

 

「ピンポーン」

 

チョッパーは吠えまくりました。
その横ですぐお座りで待っていた次男の頭をたくさん撫でて人間のおやつを食べさせ、その横のぬいぐるみにはチョッパーのおやつをあげるふりをしました。

 

 

チョッパーは自分ももらえると思ったらしく横に来ましたが、絶対あげません。
また長男に指示をしてインターホンを鳴らしました、三度繰り返してもまだ吠えます。

 

お腹のすいた長男が次男と代わり、また再開しました。
全体で8回目くらいで、なぜおやつがもらえないのかチョッパーは考え始めました。

 

最初からぬいぐるみの横に座り待ち構えていました。
しかしインターホンを鳴らすと、すべて忘れて吠え始めます。

 

すぐに吠えていない子達に大袈裟に誉め、おやつをあげました。
インターホンを鳴らす度すぐに大人しい子達をすぐに誉めて、チョッパーをまったく見ないようにしました。

 

さすがに寂しくなってきたのか、だんだん吠える声に力がなくなってきて、インターホンの音の直後に一度吠えて、すぐにおやつを思い出し静かになりました。
あと少しなのですがどうしても最初は吠えてしまいます。

 

どうしたものかと悩んでいたら、子供達がチョッパーを抱っこして、最初からおやつを持ち、「よし」と言わないと絶対食べない子でしたので、結構口もとにおやつはありました。

 

「ママ、インターホン押してきて。」

 

私は子供達にまかせて、インターホンを押してすぐ家に入りました。
チョッパーは吠えていません。

 

もう一度押してきてと子供に言われ、また押しました。
やはり吠えません、よく見るともう抱っこもしていません。

 

どうやって吠えないようにしたのか聞いたら、最初は抱っこして口元おさえて、おやつをちらつかせただけだと言いました。
2回目はおやつをちらつかせた状態でインターホンが鳴っても玄関を気になりもしなかったようです。

 

なので今度は普通の状態で、インターホンを子供に押してもらいました。
するとチョッパーはさっきまでおやつをもらっていた場所でお座りを始めました。

 

すごく誉めてからおやつをあげました。
その後チョッパーはインターホンでは吠えなくなりました。

 

子供達がチョッパーと遊び感覚でできたのが良かったと思います。

 


 

【最後に】

 

私の最大の失敗は、おやつに常に頼っていたところです。
そのせいで、おやつ大好きな子になってしまいました。

 

獣医師にもヨークシャーテリアなのに、クビレもないのはまずいと言われました。
よくお母さんとお揃いですと冗談を言っていましたが、躾としてはダメでしたね。

 

ご購読ありがとうございました。

 

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