犬の表情から読み取れる感情6選|怒り・甘え・落ち込み・上目遣いの意味と病気サインの見分け方

犬の表情から読み取れる感情6選|怒り・甘え・落ち込み・上目遣いの意味と病気サインの見分け方

 

 


 

 

犬はしっぽを振ったり、怒られると落ち込んだような仕草や表情を見せてくれます。まるで人間の言葉を理解してコミュニケーションを取っているようですが、これはあながち間違っていません。言葉というよりは声のトーンや表情から、人間の感情を理解しているのです。人間と同じように犬にも感情があり、それを顔や態度に出しているということは研究によっても解明されています。今回は犬の表情・態度から読み取れる感情について解説します。

 

 

@ 怒っている表情

 

犬の表情の中で最もわかりやすい表情のひとつです。注目するべきポイントは口と耳です。

 

怒っているサイン

  • 歯をむき出しにしている
  • 耳が後ろに倒れている
  • 眉間にシワを寄せている
  • 威嚇するように「ヴゥー」とうなり声をあげることもある

どんなに慣れている愛犬であってもこのような表情を見せているときには触ろうとしないよう注意しましょう。

 

 

A 甘えている表情

 

甘えているときに注目するべきポイントは目・耳・しっぽです。全身で表現しているのだと思うと愛おしく感じますね。

 

甘えているサイン

  • 耳を寝かせている
  • 目や口元が緩んでいて穏やかな顔つき
  • しっぽを上げている・振っている

怒っているときに比べ、全体的にやわらかい表情です。同じように目元が緩んでいてもしっぽが下がっていたり、身体に巻き付けるようにしっぽを隠している場合は何かに怯えているサインのことがあります。顔の表情だけでなく、しっぽにも注目しましょう。

 

B 落ち込んでいる表情

 

いたずらをして叱られたり主張を受け入れてもらえないとき、落ち込んでいるときの表情は人間と似ており、一目で元気がないことを察することができます。

 

落ち込んでいるサイン

  • 口を一文字に固く閉じている
  • 耳が垂れている
  • 目を細めたり、伏し目にしている
  • しっぽが下がっている
  • 深くため息をつくことがある
  • ストレスや不満を感じている時、複数回あくびをすることもあります。犬はリラックスしている時以外にも、ストレスであくびをすることがあるのです。

 


 

C 考えている表情

 

些細な音やテレビの音などに反応して頭を傾けている様子を見たことはありますか?犬は音や嗅覚を使って状況を察知する動物です。

 

考えているサイン

  • 耳を前に傾けている
  • 口を一文字に結び真剣な顔つきをしている
  • 頭を傾けている

このようなとき、犬は聞こえた音を集中して聞こうとしていたり、その音が何なのかを必死に考えています。嗅覚を使うときは鼻をクンクンとさせてにおいに集中します。

 

 

D 上目遣いの意味

 

リラックスして飼い主のそばで寝ているとき、あるいは叱られたときに見せる上目遣い。明らかにリラックスしているときの上目遣いは甘えていると読み取れますが、叱られたときに見せる上目遣いは恐怖・不安を表しています。

 

「ごめんなさい」と謝っていると解釈する飼い主も多いかもしれません。可愛い表情ではありますが、強い恐怖や不安は愛犬にとって大きなストレスとなり、トラウマになってしまうこともあります。気をつけてあげましょう。

 

犬は人間から表情を学んだ

 

犬が感情を表情で表す仕組みは、人間と同じように脳から表情筋へ指示信号を伝達していると言われています。また、人間と暮らすようになってから犬は人間の表情を多く学んできました。

 

しつけをする際に人間は自然と眉間にシワを寄せ、低い声で叱ります。犬は言葉ではなくこの表情と声のトーンで「今は叱られているんだ」と解釈するようになりました。こうして共生する中で、喜んだり怒ったり悲しんだりする人間の表情を犬は少しずつ覚えていきました。言葉を使えない犬は、身体全体を使って人間とコミュニケーションを取っているのです。

 


 

 

表情から病気を早期発見する

 

さまざまな感情を表情で表してくれる愛犬ですが、表情の変化が病気のサインである場合もあります。

 

注意が必要な表情の変化

  • 瞳孔が開いている状態が続く:三半規管に異常がある可能性があります
  • やわらかい表情に見えても顔が歪んでいる:一見穏やかに見えても顔の歪みである可能性がある
  • 瞼が下がった状態が継続する・以前より攻撃的になった:神経系に何らかのトラブルがある可能性がある

 

愛犬との日常的なコミュニケーションの中で身体全体を撫でてあげることや表情に注目することが、病気の早期発見につながります。

 

まとめ:犬の表情を理解することが愛犬との信頼関係を深める

 

この記事のポイント

  • 怒り:歯をむき出し・耳が後ろに倒れる・眉間にシワ。このサインが出ている時は触らない
  • 甘え:耳を寝かせ・目元が緩む・しっぽを振る。しっぽが下がっている場合は怯えのサイン
  • 落ち込み:伏し目・耳が垂れる・しっぽが下がる。複数回のあくびはストレスのサインでもある
  • 考え中:耳を前に傾け・頭を傾けて集中している状態
  • 上目遣い:リラックス中は甘え、叱られた後は恐怖・不安のサイン
  • 表情の変化は病気の早期発見にもつながります。日頃から愛犬の顔をよく観察しましょう

 

犬は本来、仲間と楽しく穏やかに暮らすことを求めている動物です。人間から学んだ表情を駆使して「仲良くしたい」「危害は与えない」という気持ちを伝えようとしています。愛犬が伝えようとしていることを丁寧に読み取り、できる限り楽しい思い出をいっぱいにして命を全うしてもらえるよう向き合っていきましょう。ご覧いただきありがとうございました。

 

 


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