犬の習性、その2
犬の抜け毛がひどい!毛が抜ける原因と5つの対策を紹介します!
スペース1
犬を飼っていているみなさん、犬の抜け毛がひどい!
とお困りではありませんか?
常に掃除機やコロコロが手放せない……
なんて人もいるのではないでしょうか。
そこで今回は、なぜ犬は毛が抜けるのか?
犬の抜け毛の原因と5つの対策を紹介していきます。
ぜひ参考にしてくださいね。
犬の抜け毛がひどい!原因はなに?
犬の抜け毛には、さまざまな原因があることをご存知ですか?
単なる抜け毛と思っていても、思いがけないところに原因が潜んでいる可能性もあるのです。
ここでは犬の抜け毛の原因を詳しく説明していきます。
原因@換毛期
まず一番に考えられる原因が換毛期です。
換毛期とは、犬の毛が生え変わる時期のこと。
人間が冬には洋服を着込み、夏には薄着になるのと同じで、犬も冬毛と夏毛によって体温を調節しています。
一般的には春と秋の季節の変わり目が換毛期と言われていますが、犬種によってはその限りではありません。
ダブルコートの犬種
犬の毛はひとつの毛穴からおおよそ10本前後の毛が生えています。
同じ毛のように見えるのですが、実は太い毛(上毛)と細かい毛(下毛)が入り混じっていて、この上毛をオーバーコート、下毛がアンダーコートと呼ばれています。
この2つの毛を持つことをダブルコートと言い、換毛期に当てはまるのはダブルコートの犬種です。
また、全部の毛が生え変わるのではなく春と秋ごろに、アンダーコートが夏毛や冬毛といった毛に生え変わります。
- ゴールデンレトリバー
- 柴犬
- ダックスフンド
などがダブルコートの犬種です。
シングルコートの犬種
シングルコートは、アンダーコートがなくオーバーコートのみを持つ犬種のことを言います。
シングルコートの犬種は換毛期という特定の時期で抜けるのではなく、1年を通して徐々に徐々に生え変わるのが特徴。
- プードル
- シーズー
- マルチーズ
などがシングルコートの犬種です。
原因Aブラッシング不足
ブラッシング不足も毛が抜ける原因です。
人間と同様に犬の毛も日頃からパラパラと抜けているのですが、ブラッシングを全くやっていない場合、抜けた毛はそのままになるので当然散らかる毛は多くなります。
また抜けた毛がそのまま皮膚にくっついていると、時に皮膚病の原因になるなど愛犬の健康までも脅かすことに。
原因Bストレス
ストレスでも抜け毛が多くなることがあります。
犬はストレスを感じると、体を執拗になめてしまったり自分の体を噛んだりする場合があります。
それによってその部分の毛が抜けてしまったり、ひどくなると脱毛の範囲がどんどん広くなってしまうことも。
ストレスを感じる原因は多岐に渡りますが、健康な犬でも環境の変化や飼い主とのコミュニケーション不足はストレスの要因になるので注意しましょう。
原因C皮膚病や皮膚炎
皮膚炎や皮膚病が原因で抜け毛が多くなることがあります。
具体的には、ノミやマダニ、アトピーなどによる皮膚の炎症をはじめ、アレルギーや膿皮症など皮膚に異常を来たす疾患はとても多いのです。
多くの皮膚疾患では、痒みや脱毛といった症状が出ることがあるので、注意しましょう。
原因D栄養不足
抜け毛が多い原因のひとつに栄養不足があります。
美しい被毛を保つにはタンパク質などの栄養素が欠かせません。
近年は様々なドッグフードが販売されるようになり、手頃な価格で犬にご飯を与えることができるようになりましたが、その一方で必要な栄養素がしっかりと摂れていない可能性もあります。
その結果、被毛が健康に保たれず抜け毛が多くなっていることも考えられるでしょう。
犬の抜け毛がひどい!試したい5つの対策
犬の抜け毛は時に飼い主にとってもストレスになりかねません。
お互いが気持ちよく、穏やかに生活するためにどのような対策があるのか・・・
犬の抜け毛がひどい時に、試してみたい5つの対策を紹介していきます。
自分にもできそうだな……
と思う対策はどんどん試してみましょう。
対策@トリミング
月に1度程度はトリミングに連れて行ってあげることが理想です。
トリミングは皮膚の状態を健康に保つためにとても大事ですし、トリミングの際にしっかりとブラシをかけてもらうことで抜け毛が少なくなります。
また自宅で洗う場合は乾き残しがないようにしっかり乾かすようにしましょう。
対策Aこまめなブラッシング
犬の抜け毛対策には、こまめにブラッシングをするようにしましょう。
この時のポイントは、毛並みに沿って優しくブラシをかけることです。
力を加え強くやりすぎると愛犬は痛みを感じたり、酷い場合には皮膚が傷ついたりすることもあるので、必ず優しくしてあげてください。
犬は我慢強い生き物なので、多少の痛みは我慢してしまうことも大いに考えられます。
ブラッシングの時間が苦痛にならないためにも、愛犬の表情を観察しながらかけることをおすすめします。
またブラッシングは抜け毛対策のみならず、毛艶が良くなったり血行促進に役立つほか、飼い主とのコミュニケーションにも有効です。
対策B服を着せる
犬の抜け毛対策には服を着せることも有効ですが、着せすぎには注意しましょう。
本来の犬は洋服を着ない動物です。
夏の暑い時期は熱中症の危険性のほか、洋服自体の素材にアレルギーがある場合もありますので、愛犬の様子をこまめに観察しながら洋服を着せるようにしてください。
また洋服を着せることが犬にとってはストレスになる場合もありますので、1日中着せるのではなく、適度に脱がしてあげる時間も作ってあげましょう。
近年ではとてもお洒落な洋服、可愛い洋服がたくさん販売されるようになりました。
犬の抜け毛対策と同時に、犬とのコミュニケーションを楽しんでください。
対策C医師に相談
病的な程、毛が抜けてしまう場合は医師に相談するとよいでしょう。
単なる抜け毛だと思っていても、皮膚病やアレルギー、その他の疾患が潜んでいることもあります。
原因によっては、薬による治療や通院が必要になることもあるので、医師の指示に従うようにしましょう。
また皮膚病や皮膚炎は繰り返すことも多いですし、皮膚病になりやすい犬種もあるので、皮膚病になった原因を必ずしっかり探り、環境を整えてあげることが大事です。
対策D食事を見直す
食事を見直すことで抜け毛が少なくなる場合があります。
大事な栄養素はたくさんありますが、特に犬が必要とする栄養は動物性タンパク質です。
犬の毛や内臓等はタンパク質で構成されています。
被毛に関してはタンパク質不足になると明らかに毛艶が悪くなり、健康な毛が生えないために抜け毛が多くなったりする場合があります。
ドッグフードは手頃ですし、忙しい飼い主にとってはとても便利なアイテムですが、最低限原材料にタンパク質が多く含まれているものに変えてみましょう。
具体的な確認の仕方は、パッケージに記載のある原材料の項目です。
原材料が穀物ではなく、タンパク質である肉などの食べ物でできているかを確認しましょう。
また、いつもの食事に追加でお肉を茹でてあげることもおすすめです。
牛肉や鶏肉は新鮮なものなら生でも問題ありませんが、初めてあげる場合や豚肉を使うときには必ず火を通すようにしてくださいね。
追加でお肉を与える場合には、食べ過ぎにならないようにいつもの食事の量も調整するようにしましょう。
犬の抜け毛の原因はたくさんある!愛犬を観察し対策しよう!
今回は犬の抜け毛の原因と、その対策を紹介しました。
愛犬を日々観察することで、どこに原因があるのか、また放っておいて良いものなのか対策するべきものなのかが判断できるようになるでしょう。
ぜひ参考にしてみてくださいね。
ご購読ありがとうございました。
今回のお話「犬の抜け毛がひどい!毛が抜ける原因と5つの対策を紹介します!」の続き記事へ↓