グレートピレニーズの性格と飼い方育て方を詳しく解説

グレートピレニーズの性格と飼い方育て方を詳しく解説


 

第一章 グレートピレニーズは大型犬ですが、優しくおおらかな性格です

 

グレートピレニーズはフランス原産の大型犬ですが、ストレートのダブルコートの美しい白い被毛、黒い瞳、黒い鼻、やや下向きの口もとなどが愛らしい犬種です。

 

がっちりとした体格、どっしりとした堂々とした迫力満点の体ですが、優しく穏やかな性質をしており、おおらかで明るい性格が特徴になっています。

 

グレートピレニーズは子犬の時は、体がコロコロしており、白くまのような愛らしい外見をしています。

 

フランスでは古くから羊の群れを狼から守る、牧羊犬として飼われていたので独立心が強く、頭が良いのが特徴です。

 

大型犬の分類に入りますが、家庭犬として飼うことができるように、おおらかで優しく従順な性格に改良されています。

 

体が大きく力が強いので、犬を飼ったことがない人には難しい犬種ですが、体力のある人、腕力のある人、犬を飼った経験の多い人などに向いている犬種です。

 

グレートピレニーズは体が大きいため、他人や他の犬に危害を与えないためには、生後2か月ぐらいからしつけやトレーニングが大切です。

 

動物病院の獣医師、動物看護士、ドッグトレーナーのアドバイスを受けることで、正しい飼い方を学ぶことができます。

 

大型犬は飼い主さんと主従関係を作ることで、忠誠心が強くなり、噛み癖や吠え癖などの問題行動を減らすことが可能です。

 

グレートピレニーズの飼い方は、牧羊犬としての歴史があるので運動が好きで活発なので、運動が必要になります。

 

1日に2回程度屋外に連れていき、30分程度の散歩をしたり、雨の日などは室内で犬用ルームランナーなどで運動をさせましょう。

 

グレートピレニーズは太りやすい傾向があるため、適度な運動をすることで適正体重を維持できます。

 

 

第二章 グレートピレニーズは被毛のお手入れが必要です

 

グレートピレニーズは白いダブルコートの被毛を持っており、密に詰まっているため、1日に2回程度のブラッシングは必要です。

 

犬専用のブラシを使用して、優しく丁寧にブラッシングをすることで抜け毛を取り除いだり、血流を促進して艶や光沢のある被毛になれます。

 

表面に付いているフケや埃などを取り除くことができるため、皮膚を清潔に保つことができます。

 

グレートピレニーズはトリミングは必要ないですが、抜け毛が出やすいのでブラッシングは欠かすことができません。

 

犬は猫とは違って毛づくろいをする習慣がないため、1か月に1回程度のシャンプーが必要です。

 

体臭が強くなってきたり、被毛に汚れやフケが付いている場合はシャンプーをすることで、皮膚を清潔に保つことができます。

 

グレートプレニーズはダブルコートの厚い被毛を持っているため、定期的にシャンプーをすることで皮膚病を予防しやすいです。

 

皮膚疾患に罹りやすい犬種なので、外に散歩に行く機会が多い場合はノミ、マダニ駆除をしておきましょう。

 

グレートピレニーズは体が大きいため、スポットタイプよりもチュアブルタイプの駆除剤のほうが効果的です。

 

スポットタイプを嫌がる場合は、チュアブルタイプを選んであげるとおやつのような感覚で与えることができます。

 

グレートピレニーズは長い背中、骨太の体格、短いしっぽがチャームポイントで愛らしい外見です。

 

ブラッシングをすることで、グレートピレニーズ特有の優雅さを維持することができます。

 

堂々たる大きな体型が魅力ですが、優雅さを兼ね備えているので人気の高い犬種です。

 


 

第三章 グレートピレニーズが罹りやすい病気を教えます

 

グレートピレニーズは運動が好きで活発な性質を持っており、大きな体格が魅力ですが、肥満気味になると関節に負担が掛かりやすく、関節炎などの病気に罹りやすい傾向があります。

 

グレートピレニーズに多い病気には、股関節形成不全がありますが、遺伝的な要因、激しい運動、肥満などが原因で発症します。

 

脚をかばう動作をしたり、歩き方や座り方がおかしいので気付くことが多いですが、命のかかわる病気ではありません。

 

股関節形成不全は症状が軽い場合は、鎮痛剤や抗炎症剤などで経過観察をしますが、悪化してきたら外科手術が必要です。

 

外科手術が終わってから2か月から3か月ぐらいを過ぎると、通常通り歩行が出来るようになります。

 

グレートピレニーズが罹りやすい病気には、骨の悪性腫瘍の骨肉腫があります。

 

骨肉腫は進行が速いため、腫瘍が出来ているほうの足を切断しなければならず、多少は体に負担の掛かる治療が必要です。

 

脚を切断した後は骨や肺などに転移をするのを防ぐために、放射線治療、抗がん剤治療などを行います。

 

歩き方がおかしい、脚を痛がる場合は早めに病院に連れていきましょう。

 

グレートピレニーズが罹りやすい病気には、膝蓋骨脱臼がありますが、膝のお皿が本来の位置からずれている状態です。

 

放置をしておくと歩行が困難になってしまうため、外科手術を行い膝のお皿を元の位置に戻す必要があります。

 

グレートピレニーズは肥満になると、これらの病気に罹りやすくなるため、適正体重を保つための努力が必要です。

 

ドッグフードを選ぶ時はビタミン、ミネラル、タンパク質、脂質などのバランスが良い総合栄養食を与えてあげましょう。

 

 

第四章 グレートピレニーズを長生きさせるための食事

 

グレートピレニーズの平均寿命は12年から14年ぐらいですが、健康で長生きさせてあげるためには、適正体重を保つ必要があるため、ドッグフードの選び方は大変重要です。

 

痩せすぎたり、太り過ぎると健康面に悪影響が出てしまうため、どれぐらいの量を与えて上げたよいか知っておくと良いでしょう。

 

グレートピレニーズは体重の2.5パーセントぐらいの量が必要ですが、他の大型犬に比べると代謝が低く、多くの量は必要ないのが特徴です。

 

良質なタンパク質が豊富に含まれており、低糖質、低脂肪、ビタミン、ミネラル成分のバランスが良いドッグフードがお勧めです。

 

総合栄養食のドライフードは欠かせませんが、食欲不振気味の時、水分を補いたい時はウェットフード、セミモイストタイプなどのフードを与えてあげると良いでしょう。

 

グレートピレニーズは肥満気味になると、生活習慣病のリスクが上がりますし、骨肉腫などの悪性腫瘍に罹りやすくなります。

 

健康で長生きさせるためには、1日に2回程度決められた分量のフードを与えてあげましょう。

 

小麦や大麦、トウモロコシなどの穀類は、消化吸収が良くないので、アレルギー疾患などの原因になりやすいです。

 

なるべくグレインの含有量が少ないドッグフードを選びましょう。

 

グレートピレニーズは、大型犬なので介護費用なども計画的に貯めておくことも大事です。

 

健康で長生きさせるためには、適度な運動をさせる必要があるので、ドッグランなどで遊んであげるのも良いでしょう。

 

牧羊犬として活躍をしていたので、きちんとしつけをすることで育てやすくなります。

 

基本的な飼い方を知っておくと、病気を予防することが可能です。

 


 

グレートピレニーズ飼い方まとめ

 

グレートピレニーズは、体重が45sから60sと大型の犬種ですが、優しくて穏やかな性質を持っているため、きちんとしつけやトレーニングを行い、主従関係を作ることで忠誠心が強く、従順な性格になります。

 

グレートピレニーズは黒い瞳、黒い鼻、白いダブルコートの被毛が特徴で、子犬の時期はコロコロしているので、白くまの子供のような可愛らしさが特徴です。

 

大型犬なので初心者には、飼うのが難しい犬種ですが、犬を飼った経験のある人、大型犬を飼った経験のある人に向いています。

 

グレートピレニーズの飼い方、食事の与え方、罹りやすい病気などを記載したので、参考にして頂けると嬉しいです。

 

ご購読ありがとうございました。

 

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