ボストンテリアの性格と飼い方育て方を詳しく解説
第一章 ボストンテリアは頭が良く、友好的で活発な性質です
ボストンテリアは毛色がタキシードを着ているように見えるので、タキシードを着た紳士とも呼ばれています。
フレンチブルドッグに比べると体が小さく、耳は幅が狭く尖っているのが特徴で、大きな黒い瞳、低い鼻、短いスムースコートの被毛が特徴です。
ボストンテリアはアメリカ産の古い犬種ですが、ブルドッグとブルテリアの祖先になっているホワイトイングリッシュテリアを交配させています。
ボストンテリアはテリア種のような気の強い面は少なく、友好的で明るい性格をしているので初心者向けの犬種です。
非常に頭が良い賢いので、生後2か月ぐらいから躾やトレーニングをすることで、育てやすくなり、無駄吠えや噛み癖などが少なくなります。
比較的無駄吠えが少ない犬種なので、マンションなどの集合住宅で飼うのに向いています。
ボストンテリアの毛色はタキシードのようなブラックアンドホワイト、主とする地色に他の差し色が入っているブリンドル、黒の毛色ですが、明るい光の下では赤く見えるシールホワイトなどの毛色があります。
被毛はスムースコートなのでトリミングは必要ないですが、換毛期は抜け毛が増えるので定期的なブラッシングは必要です。
ブラッシングをすることでスキンシップが取れますし、抜け毛を取り除くことができるため、毛に自然な艶を与えることができます。
ボストンテリアは口の周りが汚れやすいので、食事をした後は拭いてあげるようにしたり、歯周病、虫歯予防のために歯磨きをする習慣を付けると良いでしょう。
とても活発で運動が好きなので、室内飼いの場合は部屋での運動だけでは十分ではありません。
雨の日でも運動ができるように、犬専用のランニングマシン、おもちゃなどを購入するのがお勧めです。
第二章 ボストンテリアは短頭種なので暑さに弱い
ボストンテリアはアメリカ原産の小型犬なので、体重は4.5sから10s前後になっており、引き締まった筋肉質の体をしています。
顔は大きな瞳、短い鼻が特徴のぶさかわの顔立ちをしており、とても愛嬌たっぷりですが、短頭種なので体温調節がしにくく、暑さや寒さに弱い傾向があります。
ボストンテリアは体温調節が難しい犬種なので、基本的には室内飼いになっており、暑い時期、寒い時期は空調を整えることが大事です。
ボストンテリアは短毛なので、ブラッシングなどのお手入れがしやすいですが、換毛期は抜け毛が増えるので、1日に2回程度のブラッシングが必要になります。
シャンプーは月に一回程度、体の汚れ、臭いなどが気になる場合は、お風呂に入れてあげると良いでしょう。
生後3か月ぐらいからお風呂に慣れさせることで、水を嫌がらないようになるため、最初は脚だけシャワーを掛けたり、慣れてきたら体全体にお湯を掛けてあげることが大事です。
爪を立てないように優しく丁寧にシャンプーをすることで、皮膚を清潔に保つことができます。
暑い時期はブラインドや遮光カーテンなどで日光を遮ったり、室内の温度、湿度を一定に保ち涼しくしてあげましょう。
ボストンテリアは暑さに弱いので熱中症に罹りやすいため、外出をする時は保冷剤、水などを持参したり、暑がっている場合は日陰に移動をして休ませることが大事です。
熱中症を予防するために水で濡らすと、冷えるペット服などを身に付けさせると良いでしょう。
ボストンテリアは寒さにも弱いので、寒い時期は保温性の高いペット服を着用させたり、電気毛布、ブランケット、毛布などを敷いてあげることが大事です。
寒い時期は膀胱炎や尿路結石症などの病気に罹りやすいので、尿に異常がないか、排尿時に痛がっていないか確認します。
ボストンテリアの飼い方は、気温の変化に適応をするのが難しいため、飼い主さんが配慮することが大事です。
第三章 ボストンテリアは歯周病やがんなどの病気に罹りやすいです
ボストンテリアは小型犬ですが、筋肉質でがっちりした体格をしており、運動が好きで活発な性質を持っています。
基本的な飼い方は他の短頭種と同様に、罹りやすい病気があるので歯周病やがんを予防することが大事です。
短頭種は口の周りや目の周りが汚れやすいので、涙やけが見られる場合はこまめに拭いてあげたり、涙の量が多い場合は眼病の可能性があるので、動物病院の獣医師に検診や検査をしてもらいましょう。
食事をした後は口の周りが汚れやすく、細菌が増殖しやすくなるので、口を拭いてあげたり、歯磨きなどで清潔を保つことが大事です。
動物病院やインターネット通販の専門店では、デンタルケア用品、サプリメントなどが販売されているので、購入をしておくと便利です。
ボストンテリアは他の短頭種と同様に、7歳以上を過ぎるとシニアの年代になるので、臓器や悪性リンパ腫などのがんに罹りやすくなります。
がんは初期段階では自覚症状がほとんどないので、食欲不振、体重減少、体に触れるとしこりがある場合は早めに検査をしてもらいましょう。
がんは早期発見ができると体に負担の少ない手術、抗がん剤治療、放射線療法、サプリメントなどの治療を受けることができます。
体の免疫力を高めるために補助的にサプリメントを服用したり、栄養バランスの良い食事を与えることが大事です。
ボストンテリアは肥満になると生活習慣病に罹りやすくなるので、適正体重を保つ必要があります。
加齢と共に心臓病や慢性腎不全などの病気に罹りやすくなるので、定期的に血液検査、尿検査などを受けることが大事です。
小さいうちから動物病院に連れていくことで、病院を怖がらなくなります。
ボストンテリアは正しい飼い方を覚えておくことで、寿命を延ばすことが可能です。
第四章 ボストンテリアはしつけがしやすく、育てやすい犬種です
ボストンテリアは非常に頭が良く、学習能力が高いので生後2か月ぐらいから、主従関係を作るためのトレーニング、しつけをすることで室内で育てやすくなり、噛み癖、吠え癖などの問題行動を減らすことができます。
ボストンテリアは頭が良いので甘やかすと、わがままになるため、主従関係を作ることで従順な性格になり飼いやすくなります。
ボストンテリアは基本的な芸は覚えますし、運動が好きで活発なので小さいうちから、外出や散歩をさせることで他の犬、人間を見てもあまり怖がらないようになります。
他の人、犬を威嚇したり、噛んだりするのを防ぐために、ドッグランで遊ばせたり、ペットと泊まれる宿を利用するのも良いでしょう。
ボストンテリアは基本的には従順で忠誠心が強く、紳士的な性格なので飼いやすい犬種のひとつです。
ボストンテリアの寿命は13年から15年ぐらいですが、病気を予防するために栄養バランスの良い食事、適度な運動、ストレスを軽減させる、室内の空調を整える、新鮮な水を与えるなどの努力をすることで、平均寿命を超えている個体もいます。
ボストンテリアはアメリカ原産の犬種の中では、3番目に古いので愛玩犬としての歴史が長いです。
ユーモラスで愛嬌のある顔立ち、短くお手入れがしやすい被毛、タキシードを着ているような柄などが可愛いです。
ボストンテリアは飼いやすい犬種ですが、体温調節が難しい犬種なので熱中症や膀胱炎などの病気を予防する必要があります。
泌尿器系の病気は痛みを伴うことが多いため、愛犬には辛い病気ですから、予防をすることが大事です。
ボストンテリアの性格と飼い方育て方まとめ
ボストンテリアはコンパクトな体、大きな瞳、尖った耳、低い鼻などが特徴で、ユーモラスで愛嬌のある顔立ちをしています。
ブラックアンドホワイトの毛色は、タキシードを着ているように見えるのでタキシードを着た紳士とも呼ばれています。
アメリカでは古い犬種なので、古くから愛玩犬としての歴史があるため、友好的で頭が良く、活発で育てやすいと人気があります。
短頭種なので熱中症、がん、尿路結石、膀胱炎、歯周病などの病気に罹りやすいため、定期的な検診や検査が必要です。
ぶさかわ犬として人気が高く、無駄吠えが少ないので室内で飼いやすいです。
フレンチブルドッグ、パグなどの短頭種と同様に、罹りやすい病気があるので基本的な飼い方を覚えておきましょう。
ご購読ありがとうございました。
今回のお話「ボストンテリアの性格と飼い方育て方を詳しく解説」の続き記事へ↓