高齢犬だけど性格の良さがウリです!我が家のアイドル犬ゴールデンレトリバー
我が家には、家族のみんなが夢中になっているアイドルがいます。
ゴールデンレトリバーのオス、名前は
「そら」
です。
滑らかな金色の毛並み、存在感のある大きな体、黒くてウルウルしたまん丸の瞳。
見た目の可愛さに日々の疲れも吹き飛んでしまいます。
でも、そらの1番の推しポイントは
「性格の可愛さ」
ゴールデンレトリバー特有の穏やかで優しい気性、人懐っこい性格、体は大きくなったのに心は子犬のままの甘えん坊、加えて笑っちゃうほどの食いしん坊・・
数えたらキリがないほど、その内面の可愛らしさに家族の全員が夢中になっています。
実際、家族が集まる夕食時の話題は、そらの話で持ち切り。
- 「今日そらがこんなことしててね〜」
- 「そらがさっき、こんな表情でね!」
その日のそらの行動や表情を思い思いに報告し合っています。
家族間のコミュニケーションを円滑にしているのは、そらのおかげと言っても過言ではありません。
そらは今年で13歳、人間の年齢でいうと68歳。
犬は7歳から高齢犬と呼ばれるステージに入るので、立派な
「おじいちゃん」
ですが、我が家にとっては昔も今も変わらず可愛いアイドルのままです。
今回は、そんな我が家の人気者
「そら」
の愛らしい行動、表情についてお伝えします♪
<ウルウルの瞳で想いを伝える>
そらの瞳は、黒くてまん丸。
いつも潤いのあるウルウルの瞳を見ていると、可愛くて目が釘付けになってしまいます。
その可愛い瞳と初めて対面したのは、空港の荷物受け取り場でした。
実家の近くにペットショップがなかったため、インターネットでゴールデンレトリバーを飼っているブリーダーさんから直接購入し、飛行機で送ってもらったためです。
我が家は北海道、ブリーダーさんは京都。
海を越えた長旅を経て、そらは私たちの前に現れました。
荷物預かり場で小さな青いバスケットを受け取り、ふたを開けた瞬間のあの可愛さ・・
小さなクリクリの瞳が、ちょっとオドオドしながらこっちを見つめていました。
嬉しさと感動で胸がいっぱいになった気持ちは生涯忘れられません。
そんな
「そら」
の可愛い瞳は今、自身の想いを私たちに訴える手段の1つでもあります。
外出しようとするとそらが瞳で訴えます。
「行っちゃうの・・?」
忙しくてかまってあげられない時は、拗ねてふてくされた目でこっちを見ます。
「ふーん、またどっかに行くんだ。いいもんね。」
たくさん遊んだ後には、満足そうな穏やかな目をします。
「楽しかったあ。」
話せないのに、日本語が聞こえてくるかのように訴求力のある「そら」の瞳は、表情豊かにその想いを私たち家族に伝えてくれています。
<ブラッシングで見せるスムーズな動き>
我が家は、父が動物アレルギーのために家の外でそらを飼っています。
家の前に、畳4畳分ほどの広さのコンクリートをひいており、その上に自由に出入りできるドアが付いた屋根付きのハウスを建てています。
コンクリートの地面は柵で囲われており、一度柵の中にそらを入れると自分で出ることは出来ませんが、日中は家の庭の中を自由に動けるようにしています。
ブラッシングの時は、毛が飛ばないように気を付けながら柵の中で行っているのですが、その時そらはびっくりするような動きを見せます。
普段はのんびり、何をするにもスローなそら。
年齢的におじいちゃんということもあって、耳も遠くいつも寝ているので、私たちがそらの近くに行っても気づかないことも多々あります。
そんな「そら」がいつもと違う一面を見せるのはブラッシングの瞬間です。
そらはブラッシングが大好き。
私がブラッシング用の服を着て、ブラッシングの道具をもってそらのところへ行こうとすると、待ってましたとばかりに目はバッチリ冴えわたり、いつもブラッシングをする柵の中へと猛ダッシュ。
こちらが何かを言う前に、
「ブラッシングですよね。オッケーです!移動します!」
とびっくりするほど素早く滑らかな動きを見せるのです。
普段のんびり屋のそらの
「冴えわたる第六感」と、「普段見せない俊敏な動き」
にこちらは思わず笑ってしまいます。
<泥棒もお出迎え!?人間が大好き>
「犬は番犬になる」
と言いますが、我が家のそらは例外です。
人が大好きなそらは、誰かれ構わずしっぽをフリフリ。
ゴールデンレトリバーの太くて立派なしっぽを左右に大きく動かし、どんな人でも喜んで受け入れます。
庭の横は歩道になっていて人通りは少ないのですが、人が通るとそらの目にも映ることがあります。
一定距離まで近づくと吠えることはないのですが、人を見かけてその人が自分の方に来てくれないと、しっぽを振って「ワンワン」と「お声がけ」を始めます。
- 「ねえねえ、どこに行くの?」
- 「こっちに来てよ!」
- 「遊びに来て!」
歩いている人がそらの声に気づいて近づくと、嬉しさ満点とばかりに、またしっぽをフリフリ。
ちぎれるよ!と言いたくなるほど、左右に揺れます。
面白いのが、男の人よりも女の人に対してしっぽの揺れが大きくなるところ。
おじいちゃんだけど、男の子なんだなあ、と人間らしさを感じて笑ってしまいます。
人が大好きなそらは、きっと泥棒が来ても
「どうぞどうぞ!ゆっくりしていってね。」
と歓迎しかねません。
愛らしくて頼りにならないところがまた、魅力の1つです♪
<美味しいものを選り好み!食通な一面>
普段のんびり屋のそらが、俊敏な動きを見せる瞬間がブラッシングの他にもう1つあります。
「ご飯」と「おやつ」
の時間です。
ご飯の時間帯になると、じっと玄関を見つめて待機モード。
自分のご飯をもって玄関から出てくる人を今か今かと待っています。
そして、ご飯入れを持っている人を見た瞬間、パッと起き上がりピョンピョンと跳ね回ります。
「おじいワン」
である「そら」も、この時の年齢は推定20代。
犬はみんなそうかもしれませんが、食べることが何より大好きなのです。
さらに我が家では、高齢犬であるそらの健康のために、ご飯以外にも野菜や果物を「おやつ」としてあげています。
茹でたブロッコリーや、細かくちぎったレタス、パイナップルなど・・
そらが喜んで食べてくれる野菜は、皮膚の健康を保ち、便秘解消の働きがあります。
果物にもビタミンやクエン酸などの栄養素が含まれているものも多いため、健康の維持に役立ってくれています。
何でも美味しく頂く「そら」ですが、選り好みする飲み物があります。
ズバリ
「牛乳」
です。
以前私が、牛乳を薄めたものを、初めてそらに与えたことがありました。
夏バテしやすい熱い日だったので、牛乳を飲んで栄養をとってもらおうと考えたからです。
そらの前に初めて出された牛乳、水とは色が違う飲み物。
最初は恐る恐る舌を出したそらでしたが、一口飲むと
「美味しい!」
と感動したかのようにゴクゴクと一気に飲み始め、すっかり牛乳が気に入った様子でした。
その数時間後になって、何も知らない父が仕事から帰ってきました。
いつものように、水入れに水を注ぎ、そらに声をかけると、そらは庭からフラフラ〜とやってきて入れ物を一瞥。
牛乳ではないと分かると、またフラフラ〜と元いた場所へ戻っていきました。
「なあんだ、牛乳じゃないのか」
残念そうに帰っていく姿に、家族で大笑いしてしまいました。
「喉は乾いてないけど、牛乳だったら飲みたかった」
と選り好みする「そら」の人間らしい一面を見て、また愛らしさを感じた瞬間でした。
<最後に>
犬は、本当に色んな表情を見せてくれますよね。
愛嬌ある表現で私たち家族の生活を明るく照らしてくれているゴールデンレトリバー「そら」のお話、いかがだったでしょうか。
くすっと笑って少しでもほっこりした気持ちをお届けできたら幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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