シェットランドシープドッグの性格と飼い方育て方を詳しく解説
第一章 コリーに似た外見をした小型犬で賢く従順な性質です
シェットランドシープドッグは、日本でもシェルティと呼んで親しまれており、イギリスでは古くから牧羊犬として活躍してきました。
コリーに似た外見をしていますが、体は小さく体重は6sから7s前後の小型犬です。
牧羊犬としての歴史があるので、人間と共同で何かをするのが好きなので従順で賢く人懐こい性質を持っています。
非常に頭がよく賢いので、基本的な芸はすぐ覚えますし、生後2か月ぐらいからしつけやトレーニングをすることで飼いやすくなります。
基本的には体が小さく賢いので初心者でも飼いやすいですが、運動が好きで活発なのである程度の運動量は必要です。
シェットランドシープドッグは運動が好きなので、飼い主さんは散歩をする時間に余裕のある人、犬と遊んであげるのが好きな人が向いています。
シェットランドシープドッグの毛色は、セーブル、トライカラー、ブルーマール、ブラックアンドホワイトなどがあります。
基本的には茶色の瞳をしていますが、ブルーマールの遺伝子がある場合は目の色がブルーになったり、右目と左目の色が違うオッドアイになることもあります。
シェットランドシープドッグは立耳と首回りの飾り毛が特徴で、とても愛らしく気品のある外見をしています。
シェットランドシープドッグの飼い方は、噛み癖や吠え癖などの問題行動を予防するために、ドッグランや動物病院に連れていき、他の犬や人に慣れさせる必要があります。
頭が良いのでしつけがしやすいですが、甘やかすとわがままになってしまうため、飼い主さんと主従関係を作りましょう。
主従関係を作ることで忠誠心が強くなり、従順で飼いやすくなります。
第二章 ダブルコートの被毛なのでブラッシングが欠かせません
シェットランドシープドッグは豊富な種類の毛色があり、セーブルやブラックアンドホワイトなどは日本でも人気があります。
シェットランドシープドッグは基本的にはカットは必要ないですが、毛玉になりやすいのでブラッシングは欠かすことができません。
オーバーコートの太くて固い毛とアンダーコートの柔らかい細い毛の、ダブルコートなので毛量が多いのが特徴です。
1日に2回程度ブラッシングをして抜け毛を取ったり、丁寧にブラッシングをすることで毛玉を防ぐことができます。
ホームセンターやペットショップ、インターネット通販などで犬専用のブラシを販売しているので、機能性、実用性に優れた商品を購入しましょう。
毎日ブラッシングをすることで被毛に艶や光沢が出てきて、気品のある外見になります。
シェットランドシープドッグは皮膚病に罹りやすいので、月に1回程度のシャンプーで清潔を保つ必要があります。
皮膚疾患は脱毛や湿疹、強い痒みなどが見られることが多く、早期発見しやすいのでブラッシングの時に皮膚の状態を確認しましょう。
アトピー性皮膚炎はアレルギー疾患のひとつですが、小麦や大麦、トウモロコシなどの穀類を多く含んでいる食事が原因の可能性があります。
シェットランドシープドッグの飼い方は、アレルギー疾患を予防するためにグレインフリー、穀類の含有量が少ないフードを選んであげることが大事です。
アトピー性皮膚炎は完治がしにくい病気ですが、十分な睡眠や休息、食事を見直すことで改善しやすくなります。
運動が好きで動くものを追うのが好きなので、1日に運動は1時間ぐらいは必要です。
朝晩の涼しい時間帯に1回に30分ぐらいの散歩をすることで、ストレスや運動不足を軽減できます。
第三章 シェットランドシープドッグのフードの与え方
シェットランドシープドッグは、牧羊犬として活躍した歴史があるため、運動が好きで筋肉質な体をしています。
シェットランドシープドッグの飼い方の中でも、フードの選び方、与え方などは大変重要です。
筋肉質でしなやかな体を維持するために、良質なタンパク質は欠かせないので、高品質で上質なヒューマングレードの牛肉、馬肉、鶏肉などを原料にしたドッグフードを与えることが大事です。
シェットランドシープドッグは、体質的に高脂血症になりやすいため、生活習慣病を予防するために高タンパク、低脂肪、低糖質のドライフード、ウェットフード、セミモイストタイプなどのフードを与えてあげることが大事です。
成犬と高齢犬では与える量などは違ってきますが、タンパク質は高齢犬にも必要なので、無添加で安全性の高い素材の総合栄養食を与えてあげましょう。
血液中のコレステロール値、中性脂肪などの数値が上がると、下痢や嘔吐などの症状が見られることがあります。
シェットランドシープドッグは肥満気味になると、糖尿病のリスクが上がるので適正体重を維持する努力が必要です。
インターネット通販の専門店、動物病院、ペットショップなどでは、信頼できるメーカー、ブランドのフードを販売しています。
シェットランドシープドッグの平均寿命は11歳から13歳ぐらいですが、食事の選び方、与え方などを気を付けることで長生きさせることが可能です。
食欲が低下している時は香りが良く、嗜好性の高いウェットフード、セミモイストタイプなどを与えてあげると良いでしょう。
トッピング用のふりかけなどは、味が良くなるので食欲不振気味の時にお勧めです。
第四章 シェットランドシープドッグは関節の病気に罹りやすい
シェットランドシープドッグは、活発で運動が好き、人の気持ちを読み取るのが上手で従順で優しい性質を持っています。
体は小さめですが筋肉質で引き締まった体をしており、美しい被毛が魅力的で初心者でも飼いやすいのが魅力です。
シェットランドシープドッグは、股関節形成不全、脱臼、骨折などの怪我や病気に罹りやすい傾向があります。
シェットランドシープドッグの飼い方は、関節や骨などに負担を掛けないように、滑りにくく固すぎない素材のフローリングを使用することが大事です。
自宅のフローリングが固い場合は、マットやカーペットなどを敷いてあげて、足腰の負担を軽減してあげましょう。
歩く時に足を庇っている、歩き方がおかしい、足を痛がっているなどの変化が見られる時は、早めに動物病院でレントゲンやCTなどで検査をしてもらうことが大事です。
シェットランドシープドッグは、肥満気味になると足腰、関節に負担が掛かるため、適正体重を保つ努力が必要になります。
去勢、避妊手術をした後はホルモンバランスが崩れやすくなったり、異性に関心が乏しくなるので食欲が増進することが多いです。
運動量が少なくなって食べすぎると肥満になるため、去勢、避妊用のドッグフードを与えてあげると良いでしょう。
7歳から8歳ぐらいの年齢になると、生活習慣病、歯周病、がんなどの病気に罹りやすくなります。
シェットランドシープドッグの罹りやすい病気と予防方法を知っておくことが大事です。
シェットランドシープドッグの飼い方育て方まとめ
シェットランドシープドッグは、コリーに似た外見をしていますが、体が小さく運動が好きで筋肉質な体をしています。
被毛の色は豊富な種類があり、基本的には目の色はブラウンですが、遺伝的な要因でブルーの瞳、オッドアイになることもあります。
とても賢く従順で優しい性格をしているので、初心者でも飼いやすい犬種です。
シェットランドシープドッグの飼い方は、小型ですが運動が好きなので1日2回程度は散歩に連れていくことが大事です。
筋肉質でしなやかな体、美しい被毛を保つために、良質なタンパク質を含んでいるドッグフードを選びましょう。
ヒューマングレードの良質な肉類、低糖質、低脂肪の食事を与えてあげることが大事です。
シェットランドシープドッグの罹りやすい病気、予防方法なども記載しました。
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