パピヨン犬の性格と飼い方育て方を詳しく解説
第一章 パピヨンは小型犬の中では活発で体力があります
パピヨンは飾り毛に覆われている大きな耳、しっぽが特徴になっており、フランスでは古くから貴族のペットとして愛されてきました。
耳は蝶の羽に似ているので、フランス語でパピヨンという犬種になったと言われています。
パピヨンは小型の犬種なので体重は4sから6sですが、活発で好奇心が強く運動が好きで体力があるのが特徴です。
チワワと外見が似ていますが、四肢が長く体も大きいため、小型犬でもある程度の運動量は必要になります。
パピヨンは知能が高く学習能力が高いので、しつけやトレーニングがしやすく初心者でも飼いやすい犬種です。
パピヨンはやや警戒心が強いため、他の犬や人に慣れていないと無駄吠えなどの問題行動が出やすいです。
生後2か月ぐらいから動物病院やドッグランなどに連れていき、他の犬や人に慣れさせるなどの社会性を身に付けることで飼いやすくなります。
パピヨンはとても賢く忠誠心が強いため、きちんとしつけやトレーニングをすることで従順になり、飼いやすくなります。
無駄吠えや噛み癖などが気になる場合は、動物病院の獣医師、動物看護士、動物トレーナーなどに相談をすると良いでしょう。
パピヨンは頭が良いので基本的な芸はすぐ覚えるため、ハウスを教えておくことで眠ったり、休息を取るようになります。
パピヨンは運動が好きで活発なのが魅力ですが、夏場は熱中症に罹りやすくなるため、なるべく涼しい時間帯を選んで散歩をさせましょう。
体が小さいので骨折などの怪我がしやすいので、散歩をさせる時はリードをしっかりと持ち、脱走させないことが大事です。
ペット服にハーネスを付けることで、散歩がしやすくなります。
第二章 パピヨンはシングルコートの美しい被毛が魅力です
パピヨンは頭が良く、無駄吠えなどが比較的少ないので初心者でも飼いやすい犬種です。
正しい飼い方やお手入れ方法などを知っておくことで、病気を予防したり、寿命を延ばすことが可能です。
パピヨンの平均寿命は13歳から15歳ぐらいなので、他の犬種と同じぐらいですが、個体の体質や飼い方によっては長生きさせることができます。
パピヨンはボディや脚にやや白の割合が多いですが、毛色はブラックやブラウンなどが多く様々な色や模様があるのが魅力です。
日本で人気が高いのはホワイトアンドブラック、ホワイトアンドブラウン、ホワイトブラックブラウンの3色のトライカラー、ホワイトアンドレッドなどです。
パピヨンの被毛は光沢のあるロングコートになっており、柔らかいウェーブが入っており、シングルコートの美しい毛並みが魅力です。
シングルコートの犬種なので抜け毛は比較的少ないですが、換毛期は毛がよく抜けますし、毛質が細いので毛玉が出来やすい傾向があります。
1日に2回程度優しくブラッシングをしてあげることで、抜け毛を取り除いて血流を促進して被毛に艶が出てきます。
散歩に行く機会が多いと夏場はノミ、マダニなどの寄生虫が原因で、皮膚疾患になってしまうため、皮膚に異常がないか確認する習慣を付けましょう。
パピヨンは皮膚疾患に罹りやすいため、月に1回程度シャンプーをすることで皮膚を清潔に保つことができます。
仕事や家事、育児などで忙しい人は、ペット美容室でシャンプーやヘアカットをしてもらうと良いでしょう。
ペット美容室は他の犬も多く訪れるので、ワクチン接種をしておくと感染症対策になります。
自宅できちんとしつけをしておくことで、ペット美容室に預けやすくなります。
第三章 パピヨンの食事の与え方を知っておきたい
パピヨンは小型犬ですが、運動が好き、遊ぶのが好きな活発な性格をしているので、正しい食事の与え方を知っておくと良いでしょう。
他の犬種と同様に良質なタンパク質、ビタミン、ミネラル、脂質などのバランスが良い、総合栄養食を与えることが大事です。
パピヨンは小型犬なので、咀嚼がしやすいように小粒タイプのドライフードを選んであげたり、子犬の時期は子犬用のドライフードをお湯でふやかして与えてあげるなどの工夫をしましょう。
ウェットフード、セミウェットタイプのフードは、嗜好性が高く香りが良いのが特徴になっており、水分が多いので食欲が低下している時、ドライフードに飽きている時に与えてあげるのがお勧めです。
パピヨンは去勢、避妊後はホルモンバランスが崩れやすくなり、オス、メス共に代謝が落ちて太りやすくなります。
肥満になると生活習慣病やがんなどの病気のリスクが上がるため、体重が増加してきたら去勢、避妊用のフードを与えてあげると良いでしょう。
7歳から8歳を過ぎるとシニアになり、病気に罹りやすくなるため、病気が診断されたら療養食に切り替えることで寿命を延ばすことができます。
動物病院やインターネット通販の専門店では、豊富な種類の療養食、サプリメントなどが販売されているため、獣医師のアドバイスを受けてから購入すると良いでしょう。
パピヨンは骨折や脱臼などの怪我をしやすいので、散歩に行く時は十分に注意をすることが大事です。
交通量の多い場所の散歩は避けるようにしたり、飛び出しなどを防止するためにペット服にハーネスを付けると良いでしょう。
夏場は熱中症に罹りやすいため、涼感素材のペット服を着せて散歩をさせることが大事です。
パピヨンの飼い方を知っておくことで、病気やケガを予防できます。
第四章 パピヨンが罹りやすい病気と対処方法を教えます
パピヨンは遺伝的な要因で、進行性網膜萎縮症という眼病に罹りやすい傾向があります。
初期段階は症状が少ないので見落としやすいですが、少しずつ網膜が萎縮してきて視力が低下すると変化が見られます。
暗い場所でよくぶつかるようになったり、夕方の散歩を嫌がる、運動量が減ってくるなどの症状が見られます。
パピヨンの飼い方で眼病の予防方法はないのか、知りたい人が多いですが、遺伝的な要因が強いため予防法、有効な治療法はない病気です。
普段の生活では室内の段差を少なくしたり、床に障害物になる物などを置かないようにしましょう。
進行性網膜萎縮症は症状が悪化すると、失明をする可能性がある病気です。
パピヨンは脚が細いので膝蓋骨脱臼に罹りやすいですが、膝のお皿の位置が本来の場所からずれてしまう病気です。
歩行をする時に足を庇ったり、痛がったり、歩き方がおかしいので飼い主さんが気付くことが多いです。
動物病院ではレントゲンなどの検査をすることで、病気の診断が付きますが、症状が軽い場合は内服薬を処方して経過観察をします。
膝蓋骨脱臼は症状が重く歩行が困難になっている場合は、外科手術が必要になりますが、普通に歩けるようになるまで数か月かかることがあります。
パピヨンは足が細いので、骨折や脱臼などの怪我には注意をしなければなりません。
パピヨンは暑い時期は熱中症に罹りやすいため、室内飼いが基本になっており、室内の温度や湿度を一定に保ち、ブラインドやよしず、遮光カーテンなどで強い日差しを避けるなどの対策が必要です。
熱中症は呼吸が荒い、吐き気などの症状が見られるので、症状が軽い場合でも動物病院で診察を受ける必要があります。
症状が軽い場合は注射や薬で対応ができますが、症状が重い場合は入院をして点滴が必要になることがあります。
パピヨンの性格と飼い方まとめ
パピヨンの飼い方は暑い時間帯は散歩は避ける、室内は涼しく保つことで熱中症対策になります。
パピヨンは比較的飼いやすい犬種ですが、罹りやすい病気を知っておくことが大事です。
パピヨンは脚が細く、運動が好きなので骨折や脱臼などの怪我には注意しましょう。
滑りにくいフローリングに変えたり、フローリングが固い場合は敷物やカーペットを敷いてあげる必要があります。
基本的な飼い方を知っておくことで、病気やケガを予防して長生きさせることが可能です。
とても頭がよく学習能力が高いので、きちんとしつけ、トレーニングをすることで飼いやすくなります。
ご購読ありがとうございました。
今回のお話「パピヨン犬の性格と飼い方育て方を詳しく解説」の続き記事へ↓