柴犬の性格と飼い方育て方を詳しく解説
第一章 柴犬は頭が良く忠誠心が強い
柴犬は日本犬の中では唯一の小型犬なので、体重は7sから10s前後です。
筋肉質の引き締まった体、ダブルコートの美しい被毛、アーモンドのような瞳、ピンと立った耳、くるんと巻いた尾が特徴で、とても愛らしい外見をしています。
柴犬は非常に頭が良く、家族には忠誠心が強いため、幼少期からきちんとしつけ、トレーニングをしておくことで飼いやすくなります。
柴犬は温厚で優しい性質をしていますが、警戒心が強く、人見知りをするので家族以外の人にはあまり懐かない傾向があります。
知らない人が来ると吠えたり、威嚇をすることがあるため、トラブルを避けるためには、きちんと躾をしておくことが大事です。
柴犬は頑固でわがままな面を持っているため、子犬の時期から飼い主さんと主従関係を作っておくことで、忠誠心が強くなり従順な性格になります。
柴犬の飼い方は、最初が肝心なので動物病院の獣医師、ペットトレーナーに指導を受けることで、無駄吠えや噛み癖を改善することができます。
社会性を身に付けることで他の人、犬に威嚇をしたり、吠えることが少なくなります。
柴犬は他の犬とあまり交流しない傾向がありますが、幼少期から動物病院、ペット美容室、ペットホテルなどに連れていくと良いでしょう。
顔はとても可愛らしく、きつね顔かタヌキ顔に分かれるため、自分の好みの顔立ち、相性の良い犬を迎え入れると良いでしょう。
頭が良いのでマテやお座り、ハウス、お手などの基本的な芸を覚えるのが早いです。
ハウスを教えておくと、ゲージに入る習慣が付くので飼い主さんはお世話の負担が少なくなります。
社会性を付けておくことで、散歩中に他の人、犬に遭遇しても落ち着いていることが多いです。
第二章 柴犬は皮膚疾患に罹りやすい
柴犬は寒い時期でも耐えれるように、ダブルコートの美しい被毛を持っています。
レッド、黒褐色、ごま、黒ごま、赤ごまなどの種類がありますが、茶色っぽいレッドが多い傾向があります。
柴犬はダブルコートで毛量が多いため、こまめにブラッシングをして抜け毛を取り除き、皮膚を清潔に保つ必要があります。
1日に1回程度のブラッシングが必要ですが、換毛期に入ると1日2回ぐらいはブラッシングをすることで、毛の艶、光沢などを保つことができます。
柴犬はアトピー性皮膚炎などの、皮膚の疾患に罹りやすいですが、アトピー性皮膚炎は花粉や埃、ダニ、ノミ、食事などが原因で発症しやすくなります。
アトピー性皮膚炎はアレルギー疾患なので、完治は難しいですが、アレルギーの原因になっている食物を避ける、ノミ、ダニなどの駆除を行うことで症状が改善しやすくなります。
柴犬は月に1回程度はシャンプーが必要ですが、犬用シャンプーで優しく丁寧に洗ってあげましょう。
定期的にシャンプーを行い、皮膚を清潔に保つことで皮膚疾患を予防します。
柴犬は他の犬種に比べると、体質的に丈夫なので病気に罹りにくいですが、シニアの年代になるとがんや高血圧、慢性腎不全などの病気に罹りやすくなります。
柴犬の飼い方は基本的に運動が好きなので、1日に2回程度散歩に連れていくと良いでしょう。
1回の散歩時間は30分ぐらいが良いですが、気温や湿度が高い時は熱中症を避けるために短時間で済ませるようにしましょう。
梅雨の時期、降水量が多い夏の時期などは運動不足になりがちなので、犬専用ルームランナーなどの運動機器を設置するのも良いでしょう。
室内に運動器具を設置することで、運動不足を解消できます。
第三章 柴犬のフードの与え方を知っておきたい
柴犬は食欲旺盛なので去勢、避妊手術後はホルモンバランスの乱れが原因で、太りやすくなります。
肥満気味になると病気のリスクが上がってしまうため、適正体重を維持するための飼い方、食事の与え方を知っておくことが大事です。
柴犬の子犬は消化器官が未発達なので、消化吸収が良くなるようにドライフードをふやかしたり、ウェットフードなどを与えて上げましょう。
子犬の時期は豊富なタンパク質、ビタミン、ミネラルなどが必要なので、子犬用のドライフード、ウェットフードを与えることが大事です。
1回の適量を守って、1日に3回から4回程度に分けて与えます。
無添加で安全性の高い国産のドッグフードは、香りが良く嗜好性に優れているため、食欲不振気味のシニア犬でもよく食べてくれます。
筋肉や内臓、血液などを作るためには、牛肉やチキン、フィッシュなどのタンパク質中心のドッグフードを与えてあげましょう。
成犬の場合は1日に2回程度でも問題ないですが、シニアの年代に入ると食欲にムラが出てくるため、1日に3、4回に分けて与えるなどの工夫が必要です。
肥満を防ぐためには運動は欠かすことができませんが、柴犬は関節の病気に罹りやすいので、歩き方がおかしくないか、痛がっていないか、腫れなどがないかチェックをする習慣を付けましょう。
高齢になってくると足腰が弱くなってくるため、運動量が減っている場合は、サプリメントなどで補うことも大事です。
室内飼いの場合でも怪我をすることがあるので、痛がっていたり、患部が腫れている場合は早めに動物病院で診てもらいましょう。
動物病院にはレントゲン、CT、MRIなどの最新の設備を導入しています。
第四章 シニアの年代の柴犬の飼い方をアドバイスします
柴犬は小型の犬種なので、きちんとしつけ、トレーニングをすると室内で飼いやすくなります。
7歳を過ぎてシニアの年代に入ると、食欲が低下してきたり、運動量が減ってきたり、おもちゃなどに反応がしにくくなります。
認知症を予防するためには、嗅覚を鍛えることで集中力、気力を高めることができます。
市販のおもちゃには、おもちゃの下にフードを隠しておき、臭いを嗅いで探すことで脳トレーニングになり、脳を活性化させて認知症予防に役立てられます。
認知症に罹ると食べたことを忘れる、散歩のコースを忘れたり、自宅への帰り道がわからなくなることがあります。
散歩に連れて行く時は脳に刺激を与えるために、いつもと散歩コースを変えてみるなどの工夫が大切です。
散歩に行きたがらない時は、カートなどに乗せて外出をするのも良いでしょう。
トイレの場所を変えてしまうと混乱してしまい、粗相をしやすくなるため、トイレの位置を変えないようにしましょう。
トイレ以外の場所で排泄をしても、強く叱らないことが大事です。
柴犬は小型の犬種なので、大型犬に比べると介護がしやすいですが、飼い主さんの負担を減らすために、家族に協力をしてもらったり、ペットシッターに手伝ってもらいましょう。
シニア期の飼い方を知っておくことで、認知症を予防したり、介護の負担を減らすことができます。
無駄吠えが増えたり、徘徊などの問題行動がでると、近隣に迷惑が掛かるため、近所の人には認知症の犬を飼っていることを伝えておくことで、理解を得ることができます。
シニアの年代になると歯周病、耳の病気に罹りやすくなるため、定期的に検診を受けることが大事です。
柴犬の飼い方育て方まとめ
柴犬は日本犬の中では、唯一の小型犬ですが、非常に頭がよく忠誠心が強いので、飼い主さんには従順でよく懐きます。
その反面警戒心が強く、人見知りで頑固な一面を持っているため、家族以外の人には懐きにくい傾向があります。
幼少期から社会性を身に付けたり、主従関係を作っておくことで飼いやすくなります。
ダブルコートの美しい被毛、アーモンドアイ、立った耳などがとても可愛らしいです。
体重は7sから8s前後で、筋肉質のしなやかな体が魅力です。
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