我が家のリンゴ畑はドッグラン、愛犬りんちゃんを通じて出来た仲間達

我が家のリンゴ畑はドッグラン、愛犬りんちゃんを通じて出来た仲間達


 

ドッグランはリンゴ畑、我が家のめごこ

 

ドッグランはリンゴ畑、我が家のめごこと聞いて皆さんはまず

 

「めごこ」

 

とは何?と思われたことでしょう。

 

まずは我が家の愛犬のご紹介をしますね。
我が家にはトイプードルの女の子がいます。

 

名前は、りんです。
そして

 

「めごこ」

 

とは、私の住む地方の方言で

 

「一番とか、愛らしい、かわいい」

 

など、とにかく自分にとってのお気に入り、大切な存在を表した言葉です。
では、その

 

「めごこ」

 

を使ってりんを表現すると

 

「りんは頭のいい子で、とにかくわがままですが、甘え上手でもあるので、何をやっても許される唯一の存在です。」

 

というような感じになります。
自分の子供を褒めるのと同じです。

 

りんの中では父ちゃんに甘える時と、私に甘える時とで態度を変えます。
それが、お互いにとってのりんが一番の

 

「めごこ」

 

なのです。
では、本題に戻りますね。

 

 

ドッグランとは

 

皆さん、ドッグランはご存知ですよね?

 

  1. 犬の飼い主が管理の上、確保された場所でリードなどを外して、自由に遊ばせるスペースのこと
  2. 有料無料それぞれの施設があり、場所によっては大型犬、小型犬の遊べる区分けがされています
  3. 必ず飼い主の責任で遊ばせること

 

調べると、このようにドッグランの定義が書いてありました。
地域によってさまざま異なる特色

 

地域によって、県によって本当に様々ありました。
その中に

 

「自家焙煎の本格コーヒーが飲めます」

 

コーヒー好きの私にはたまらない一言です。
もうこのためだけにここに行きたいとまで思ったくらいです。

 

愛犬だけでなく飼い主にとっても利用したくなる施設が本当にたくさんありました。
またトリミングや会員サービスでのポイント制など、さまざまな施設ごとの特徴が出てきました。

 

驚きました、ポイント制とは?
やはり都会は違いますね。

 

そこで気になりました。
私の住む地域はどうなのだ?と

 

初めてわが地域のドッグランを検索

 

初めて自分の住む地域のドッグランを検索しました。
そして一言

 

「これってただの公園だよね?」

 

私の中のイメージがあまりにもデカすぎたのか、憧れが一気に現実に引き戻されました。
ま、こんなもんよねと思いながら、つい先日私の住む地域に大手チェーン店が展開している犬専門店がオープンしました。

 

店内入口には

 

「駐車場脇にドッグランを併設しております。ご利用の際にはお声かけください。」

 

の表示がありました。
ワクワクしながら行ってみると

 

「えっ狭い、狭すぎなんですけど…こんな狭い場所で遊ばせるの?」

 

これがドッグランなの?
いやいや無理ですよ、と思っていたら同じことを思っていたらしい若夫婦も一言

 

「狭いね、これじゃ怪我するし、ケガさせるよね、やめよう」

 

ですよね、やはり都会と地方の考え方に大きな差を感じました。

 


 

愛犬にとっての居心地のいい場所

 

実は我が家は昔からのりんご農家なのです。
自宅の裏に広大なリンゴ畑が広がっています。

 

よく広さを

 

「東京ドーム○個分」

 

と耳にしますが、我が家の畑は多分

 

「東京ドーム0.8個分」

 

はあるかなと思います。
しかも畑は自宅の裏や山の麓など3ヶ所あるので、その場所によってりんの遊び方も違います。

 

まだりんが小さかった時には、私たち夫婦で作業しているので、目を離すと帰って来なくなると思い、りんは

 

「お留守番係」

 

でした。
ただ毎日朝から晩まで一緒に居る時間が長くなると、りんは私たちが畑に行く時間になると激しく吠えたり、唸ったり、甘えた声を出したりと、自分なりの

 

「一緒に行く」

 

表現をし始めました。
自分が置いていかれることが嫌になってきたのでしょう。

 

ついにリンゴ畑デビュー

 

ついにりんのリンゴ畑デビューの日が来ました。
子どもの成長と同じように最初は

 

「慣らし」

 

から始めました。
作業終わりにりんを連れて、畑のお散歩、好きなように動き回り、でも私がちゃんといることを確認しながら、また好きに動き回るのを繰り返し、気がつくとなんと1時間もりんは遊んでいました。

 

毎日毎日作業が終わってからりんを畑に連れて行き、そのうちりんの行動も私自身分かってきたような感じになりました。
親バカ発言ですが、りんは危ない場所や、自分の苦手な人がいる所には絶対近づかない、なんとも賢い犬です。

 

 

ついにリンゴ畑がドッグランに

 

さて

 

「慣らし」

 

が終わると、もうりんは一人で大丈夫とばかりに、私たちが作業に行く支度を始めているそばで、誰より先に玄関前のドアにお座りをして待っています。
そしてドアを開けると誰より先に駆け出して行き、でも私たちの姿が見えないと自宅に戻ってきて早く行こうとばかりに笑顔でぶるんぶるんと勢いよく尻尾を振ります。

 

そんなりんですが私たちが作業中、果たしてりんは飽きないで過ごせるのでしょうか?
答えは、イエスです。

 

もともと犬は群れで行動する習性があるらしく、逆にひとりにされると不安が大きくなるみたいで、私たちが見える範囲で適当に遊んでは木の下で一休みし、落ち着くとまた好きなように遊び回っています。

 

そして私たちが休憩のタイミングで一緒におやつを食べたり、飲み物を飲んだり、本当にりんは

 

「めごこ」

 

です。
ちなみに真夏は大変です。

 

人が熱中症になるのと同じように、犬も熱中症になるらしいのです。
リンゴづくりの作業においても一年を通して作業があるわけではないのですが、夏場の時期にしかできない作業もあり、さすがにその時期だけは

 

「今日はお留守番だよ」

 

と呪文をかけていくのですが、効き目は全くありません。
そうですよね、もう行きたくて仕方がないのですから。

 

でも我慢を覚えさせるのもしつけの一つだと、近所の犬の訓練士の方に言われました。
何でも言うことを聞いてしまうと犬にとっても良くないことだと、分かってはいるのですが

 

まあ考え方ですよね。
お散歩は毎日言っても、ドッグランには毎日行きませんものね。

 

ということで、私なりのルールを考えました。

 

  1. 雨の日はNG
  2. 夏の暑い日、日中の時間帯はNG
  3. 近所の畑で作業人数が多い時には迷惑をかけるのでNG
  4. もちろん収穫時期など忙しい時期もNG

 

そうです、これが我が家の

 

「リンゴ畑ドッグラン」

 

のルールです。

 

りんも成長によって、だんだん分別がつくようになってきました。

 

雨の日、私たちが作業準備を始めても

 

「今日は雨だから行けないよ」

 

と言うと、おとなしくというか、つまらなそうに自分のハウスでこちらを見ることもなくそっぽを向いています。
でも天気が良い日は、りんは朝から上機嫌!

 

お日様が上り始めると同時に朝何時だろうが、起きるまで顔を舐めたり体の上に乗っかってきたり、最後には自分の服を棚から持ってきて早く着せてとばかりにワンワン吠え尻尾の回転もヘリコプター並みに回ります。

 

そしていざお待ちかねのリンゴ畑へ行くと、お友達がいっぱい待っています。

 


 

では、お友達をご紹介しますね。

 

  1. 隣の家で飼っている猫さん一家総勢七匹
  2. 我が家の斜め向かいの家のゴールデンとラブラドールレトリバーの兄弟
  3. どこから来るのか住所不定の猫さん犬さん

 

みんな我が家のりんも含めて仲良く、追いかけ回したり、じゃれたり好き放題に遊んでいます。
ちなみに時期によって珍客も来ます。

 

先日はイタチさんとアナグマさん、そしてカモシカさんが我が家のドッグランに顔を出してくれました。

 

最後に

 

犬も飼い主も友達が増えて、それぞれつながりが広がっていくための場所、それがドッグランだと思います。

 

ただ無意識のうちに我が家のりんは、たくさんのお友達や人に囲まれていつも楽しい、幸せな時間を過ごしていました。
これからもこの時間をずっと過ごしていけたらいいなと感じました。

 

ご購読ありがとうございました。

 

今回のお話「我が家のリンゴ畑はドッグラン、愛犬りんちゃんを通じて出来た仲間達」の続き記事へ

 

 


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