犬を飼うメリットデメリット
「最近家にいる機会が多い」
「ワンちゃんと楽しく暮らしている動画やテレビを見て犬が欲しくなった」
など様々な理由から、最近では犬を飼う事を考えている方や飼い始めている方が増えているのはご存じでしょうか。
そして飼う人が多い事と同様に、やはり面倒が見られず手放してしまう…
という事案も少なくありません。
犬を飼う事は
『1つの命を任される』
という事です。
決して楽しいことばかりではありません。
「思ったのと違った」
「こんな筈じゃなかった」
と思ってしまう前に、まず犬を飼う前にしっかりメリットと同じようにデメリットにも目を向けなければなりません。
そこで今回は犬を飼う事で発生するメリットとデメリットをご紹介いたします。
まずはメリットについていくつかお話致します。
【メリット@癒される】
犬を飼う事で最も皆さんが求めている事なのではないでしょうか。
犬は飼い主に無償の愛情を目一杯注いでくれます。
10分買い物に出かけただけでも帰ってきた時には、長年離れ離れになって再会した時のように大きく尻尾を振って全身で喜んでくれます。
「貴方のことが大好き!ずっと一緒にいたい!」
と自分の一生をかけて飼い主を愛し続けてくれるのです。
自分を必要としてくれるその愛らしい姿は毎日の最大の癒しになります。
【メリットA運動不足解消】
普段外に出掛ける機会の少ない人でも、犬を飼うと必ず毎日散歩に出掛けなければなりません。
散歩の他にもボールやフリスビーで遊んであげたり、一緒に体を動かす事も必要になります。
犬にとって散歩は一日の楽しみの一つです。
嬉しそうに匂いを嗅いで歩く愛犬を見ていると、色んなところに連れて行ってあげたい、と思うようになって少し遠出をしたり、一緒にアウトドアに出掛けるきっかけになったりします。
朝になれば散歩に連れて行って欲しいと催促することもあるでしょう。
昼夜逆転の生活を送っていたり、体を動かす事が普段ない人でも、犬の生活に合わせて行動するようになり、必然的に生活リズムが整って運動不足の解消にも繋がります。
【メリットB交友関係が広がる】
普段外で歩いていても人に話しかけられる事は滅多にありませんが、犬と一緒に歩いていると、同じように犬を飼っている人や、犬が好きな人に話しかけられる事が増えます。
特にフレンドリーなワンちゃんは自分を可愛がってくれる人をよくわかっているので、自分から他人に近寄って行く場合もあります。
その場合必然的に人との会話も増え、犬を飼っている人同士で知り合いになったり、犬友達が増えたりします。
人見知りでなかなか人に話しかけられないタイプの人でも、犬を通じて会話をする事で自然と話が広がります。
愛犬は人と人とのコミュニケーションを円滑にしてくれる存在です。
ただそこにいてくれるだけで、その場にいる人の心を開いてくれます。
気付いた時には、愛犬を通じて知り合えた人がたくさんいる筈です。
【メリットC部屋がキレイになる】
この項目を見て、犬を飼うと逆に部屋が汚れるのでは?と思われる方が多いと思います。
確かに犬を飼うと毛が舞い、家具が散らかったり、トイレを失敗する事もあります。
しかし、それらは放置が出来ないのです。
一人暮らしで部屋が汚い分には、生活しているのが自分だけなので問題はありませんが、その場に犬も一緒に暮らしている場合は話が別です。
不衛生な事も大きな問題になりますが、部屋が散らかっている事は怪我や事故にも繋がります。
小さな物が転がっていれば、そのまま愛犬が咥えて誤飲する可能性もあります。
小型犬であれば散らかった家具が障害になり怪我の元にもなります。
愛する愛犬が怪我や事故をしないように、そして不衛生な環境での生活にならないように、部屋の掃除は常にしなければなりません。
部屋がキレイに保たれれば飼い主も気持ちがいいし、愛犬も安全に過ごせますよね。
【デメリット@1人の時間が減る】
次にデメリットのお話です。
犬を飼う上で当然の事なのですが、犬を飼うとどうしても生活は犬が中心になってしまいます。
犬は飼い主がいないと散歩も行けず、食事も出来ません。
そして誰よりも飼い主が大好きで、飼い主との時間もかけがえのないものです。
飼い主なしでは生きていけません。
1人で生活していた時の休日は1日趣味に没頭していた、という人でも愛犬の散歩や食事は決まった時間に行わなければいけません。
時には愛犬が遊んで欲しいと甘えて来ることもあるでしょう。
犬は寂しさを覚えてしまうとストレスを感じてしまいます。
犬を飼うと言う事は、どれだけ愛犬に時間を割き、愛情を注いであげられるか、という事が重要になります。
【デメリットA旅行や遠出が出来なくなる】
犬は基本的にあまり長い間留守番が出来ません。
猫の場合は住み慣れた環境で餌を用意しておけば、2日程は留守番が出来ると言われていますが、猫は
「慣れた環境であるか」
が重要であり、犬は
「大好きな飼い主が傍にいてくれるか」
が重要なのです。
たとえ半日でも、何時間も留守番をして飼い主と離れている事は犬にとってはストレスなのです。
どうしても行かなければならない出張や外泊がある場合は、ペットホテルに預ける等、誰かに面倒を見てもらわなければなりません。
その為、旅行や遠出を趣味としている方は気軽に出掛けられなくなります。
【デメリットB金銭面の負担】
こちらも犬を飼う上で当然の事ですが、愛犬を家族にお迎えして生活するにはたくさんの経済的負担がかかります。
初期費用や食事代、ワクチンや体調不良による通院、犬のサイズによっても金額は異なります。
マンション等賃貸で生活している方は
『ペットOK』
の物件も探さなければいけません。
ペットOKの物件は敷金が多くかかったり、通常の物件よりも家賃が高いです。
犬を飼う事は、それなりに金銭的余裕がないと難しく
「お金がないけど犬を飼いたい」
というのは、飼い主にとっても愛犬にとっても厳しい生活になります。
【デメリットC騒音】
犬の性格にもよりますが、よく吠える犬や走り回る犬は、集合住宅などに住んでいる方にとってはトラブルの原因にもなります。
小型犬の場合は甲高い声で吠え、大型犬の場合は重低音で低く響くような声で吠えます。
これらは躾でどうにかなる場合もありますが、無駄吠えや遠吠え、飼い主の外出時に暴れる等はストレスによって起きる場合もあります。
それらも踏まえて、飼い主として責任を持って愛犬と生活しなければなりません。
【まとめ】
如何だったでしょうか。
犬を飼うという事は、メリットと同じだけデメリットも存在しています。
これから愛犬を家族に迎える予定の方は、期待と同じだけの責任や覚悟を持ってお迎えしなければなりません。
まず飼う前に、どれだけのデメリットがあるか確認する事をお勧め致します。
メリットは、お迎えした後にたくさん感じる事ができます。
良い事は心構えがなくても、いくらあってもいいですが、デメリットはしっかりと心構えを持って覚悟をしておかないと後悔する場合があります。
たくさんのデメリットを見た上で
「それでも、お迎えしたい。愛犬の為なら頑張れる」
と覚悟が出来る人は、是非愛犬を家族にお迎えして欲しいです。
「やっぱり諦めようかな」
と思われたなら、それも正解です。
諦められた方はそれだけ愛犬を大切に思える人なので、いつか覚悟が出来た時に、素敵な愛犬を大切な生涯のパートナーとしてお迎えできる筈です。
ご購読ありがとうございました。
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