愛犬のための熱中症対策、対処方法、治療法教えます

愛犬のための熱中症対策、対処方法、治療法教えます


 

第一章 犬が熱中症に罹りやすい理由と症状を知っておきたい

 

人間は高温多湿の環境でいると、発汗をすることで体内の熱を下げていますが、犬は全身が被毛に覆われており、人間とは違って汗腺がほとんどないため、発汗できる部位は肉球などに限られています。

 

犬は体温が上昇すると発汗できないので、口を開けて唾液を蒸発させる呼吸をすることで、熱を下げています。

 

初夏から真夏のかけての時期は、梅雨などの高温多湿になりがちな時期もあるので、呼吸で熱を下げることができないと熱中症に罹ってしまいます。

 

熱中症は初期段階と重度では症状が違っており、早い段階で治療を受けることで回復を早めることができます。

 

軽度の場合は元気がない、呼吸が荒くなる、食欲不振などの症状が見られるので、体を触って体温が高い場合は動物病院に当日に連れていきましょう。

 

熱中症は中度の場合は吐き気や嘔吐、血便、血尿、意識がなくなる、体がふらつくなどの症状が見られるようになります。

 

重度の場合は高体温で40度を超えている、けいれん、意識消障害などの重い症状が見られますし、急性腎不全などの病気を発症したり、命を脅かす可能性があります。

 

暑い時期に散歩をしていたり、室内でいる場合でも室内の温度が27度以上で、湿度が60パーセントを超えている場合は、熱中症になる可能性があるので涼しい場所に移動をさせてあげるようにしましょう。

 

エアコンで空調を整えてあげたり、保冷剤やペットボトルの水、シャワーなどで冷やしてあげることが大事です。

 

高温多湿になりがちな梅雨、真夏の時期はもちろんですが、西向きや南向きの暑い部屋、車の中などは熱中症になりやすいので注意しましょう。

 

 

第二章 熱中症になった時の対処方法、応急処置などを教えます

 

愛犬が散歩中、室内などで熱中症になった時は、すぐに涼しい場所に移動をさせてから、シャワーやペットボトルなどで水を掛けたり、保冷剤を首や脇、後ろ足の付け根などに冷やしてあげることが大事です。

 

軽度の場合は症状が軽いことが多いですが、油断はせずに当日中に動物病院に連れていき、診察や治療を受ける必要があります。

 

注射や内服薬で対処できる場合もありますが、脱水などの症状が見られる場合は点滴が必要になることが多いです。

 

パグやフレンチブルドッグなど短頭種は体温調節がしにくいため、熱中症に罹りやすいため、散歩に行く時は体を冷やす効果のあるペット服、首に巻く保冷剤、ペットボトルの水などを持参しておくと良いでしょう。

 

ミニチュアダックスフンド、ウェルシュコーギーなどは、脚が短く地面に近いため、体温が上がりやすい傾向があります。

 

シベリアンハスキー、ゴールデンレトリバーなどの大型犬、寒い地域の犬などは暑さに弱く熱中症に罹りやすいです。

 

意識がない場合はすぐに動物病院に連れていかないと、命の危険があるので救急病院に連れていく必要があります。

 

動物病院では症状が重い場合は入院治療が必要になるので、なるべく早い段階で連れていくことが大事です。

 

長毛の犬種は暑い時期は体内に熱がこもりやすいので、ペット美容サロンでカットやトリミングをしてもらうのも良いでしょう。

 

カットやトリミングをすることで、熱中症を予防したり、ブラッシングなどのお手入れが楽になります。

 

意識がはっきりしており、症状が軽い場合は少しずつ水を与えてあげると良いでしょう。

 

誤嚥をふせぐためにゆっくりと、時間を掛けて飲ませることが大事です。

 


 

第三章 エアコンで空調を整えたり、クールタイプのペット服を着用させたい

 

犬は人間とは違って、体温調節がしにくい傾向があるため、熱中症を予防するためには、室内の空調を整えてあげることが大事です。

 

西向き、南向きの部屋は日差しが強く暑くなりやすいので、遮光性の高いカーテンで日光を遮るようにしたり、室内の温度は26度以上にならないようにしたり、湿度は50パーセントを超えないことが大事です。

 

エアコンで空調を整えてあげたり、なるべく涼しい部屋にゲージを置いてあげるなどの工夫をすると良いでしょう。

 

直射日光を浴びないように、昼間でもカーテンを閉めておくなどの対策が必要になります。

 

大切な愛犬と外出をするのが好きな人が多いですが、初夏から真夏に掛けての時期は車内は高温になりがちなので、昼間から夕方は車に乗せないことが大事です。

 

散歩は運動不足、ストレス解消に欠かすことができませんが、暑い時期、梅雨の時期などは朝や夜などの涼しい時間帯を選び、なるべく短時間ですませるようにしましょう。

 

愛犬の呼吸が荒い、元気がないと感じる場合は、保冷剤、ペットボトルの水で冷やしてあげたり、涼しい場所に移動をしましょう。

 

インターネット通販の専門店、ペット用品専門店などには、大切な体を暑さから守る、クールタイプのペット服を購入することができます。

 

クールタイプのペット服は、水で濡らすと冷えるので購入しておくと良いでしょう。

 

首に巻くタイプの保冷剤は、冷却効果が高いので散歩中に巻いてあげるなどの工夫が必要になります。

 

たっぷりと水を飲ませてあげるようにしたり、十分な睡眠、休息を与えてあげることが大事です。

 

持病を持っている、高齢、幼齢期の犬などは、熱中症に罹りやすいので細心の注意を払ってあげる必要があります。

 

 

第四章 動物病院の熱中症の治療方法

 

熱中症が疑われる時は、症状が軽い場合でも当日に動物病院に連れていき、獣医師の診察、治療を受ける必要があります。

 

動物病院では肛門に体温計を入れて、体温を測定してくれますし、症状から診断されることが多いです。

 

症状が軽い場合は内服薬、注射などで対応をしますが、症状が重い場合は点滴が必要になったり、入院治療を受ける必要があります。

 

犬の熱中症は重度の場合は急性腎不全、多臓器不全などの疾患に罹ることがあるため、慎重に診察や検査を行い適切な治療を行うことが大事です。

 

地元で評判の高い動物病院を探しておくようにしたり、緊急時の対応をしてくれる日曜、祝日の診察に対応をしている動物病院を選びましょう。

 

意識がある場合は少しずつ水を飲ませますが、誤飲をしてしまう可能性がある場合は飲ませないほうが良いです。

 

意識があり軽度の場合は、保冷剤やシャワーなどで体を冷やしてから、動物病院に連れていきましょう。

 

症状が改善するまでは内服薬を飲ませるようにしたり、食欲不振の時は栄養価の高いウェットフードなどを与えて上げることが大事です。

 

初夏から真夏にかけての時期は、熱中症のリスクが上がるので、日頃から健康管理には気を配ってあげる必要があります。

 


 

愛犬のための熱中症対策まとめ

 

犬は体が被毛で覆われており、人間のように発汗をして体温を下げることができません。

 

口を開けて唾液を蒸発させる呼吸をすることで、体の熱を下げて体温調節をしていますが、高温多湿になりがちな環境では熱中症に罹ることがあります。

 

散歩中、室内、車の中でも高温多湿の環境になると、熱中症に罹りやすいので、エアコンなどで空調を整えたり、遮光性の高いカーテンを使用する、クールタイプのペット服を着用させるなどの工夫が必要です。

 

熱中症の症状が見られる場合は軽度の場合でも、その日のうちに動物病院に連れていき、適切な治療を受けることが大事です。

 

内服薬や注射、点滴などの治療を行ったり、症状が重い場合は入院が必要になることがあるので覚えておきましょう。

 

散歩に行く時は保冷剤、ペットボトルの水を持参したり、なるべく朝や夜などの涼しい時間を選ぶことが大事です。

 

涼しい場所に移動をさせたり、シャワーやペットボトルの水、保冷剤などで体を冷やしてあげましょう。

 

ご購読ありがとうございました。

 

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